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無題
意識の奥底に閉じ込めた
忌まわしき記憶
そのままにしておけばいいものを
何故人は暴くのか?
貪欲こそは深き罪 知りたがるこそは愚かさ
招いた闇の中に見えるのは 人の過ちの歴史
己が罪を他人になすりつけて
嘲け笑うだけ
流れる血潮に浸した
欠けた魂
見せかけの悲しみを纏ったまま
媚びて人を騙す
騙し騙されて何処へ行く?
壊れかけた人よ
身に背負いしは咎 心に絡みつくは鎖
描いた狂気の中で踊るのは 血塗られた操り人形
絶望という円舞曲に乗って
踊り果てるだけ
きしんだ音色が響いた
逢魔が時
後戻りができないと知っても
何故過ちへと傾くのか?
閉じた瞼の裏に映る闇
繰り返す残酷劇
終焉という結末に向かって
止まれずに走り出す
誰かの笑う声がした
午前零時
タイトルが書いてありませんでした……中身のみ。
残酷劇とメモあり。
最後、時間で統一かと思いきや、そうでもないという。
不思議。
暗めのが多いですね