包帯で繋ぐ
荒れ果てた街で見つけた一匹の野良猫
嫌がる身体を引きずって 腕の中に閉じ込めた
得物で傷つけ苦しめて
強気な瞳くもらせたい
お前に死ぬまで苦しみを 心が壊れても
交わす口付けは血の味
切り裂いた傷口に覗く 鈍色の狂気
鳴き声を聞かせてくれよ?
逃げたら追い詰めてやる お前は俺の玩具
白い肌に刻み付けた愛情の烙印
甘い甘い血を舐めとって 耳元で囁いた
零れる雫をすくいとり
刃を深く刺し込む
お前が狂うまで口付けを 痛むほどに甘く
苦しむ姿ににじむ艶
口の端に浮かんでは消える 引きつった微笑
解放なんて求めやしない
代わりなんていくらでもいる 壊れたら捨てるだけ
支配と隷属の狭間で生まれた 歪なココロ
絆なんて必要ない 包帯で十分
擦り切れてちぎれそうでも
ココロが死ぬよう口付けを 泣き叫ぶほど強く
繋いだ鎖は印
甘い悲鳴をもっと聞かせて
退屈をまぎらわしてくれ
はーい。これは旧いもの。ちゅうにびょうな感じですね。
どうもこの頃のは物騒なのが多いです。すさんでたのか?
周りの他人すべてが無色でしたのは、確かですが。
今は、何万分の1くらいで、そうじゃない人もいるかもしれない。
そんな風におもっております。