12/32
Don't forget
崩れ落ち 幸せな日々
君が告げた ひとひらの真実
嘘ならどんなによかっただろう
限られた時間の中で
何かを君に残したい
すべてを忘れて
散りゆく記憶は
止められぬ時の流れ
忘れないでくれ 二人の物語
最後まで傍にいる
繰り返す 自己紹介
首をかしげる君に 私は
何ができるだろう
「どちら様ですか?」
言葉が胸を刺す
無邪気に微笑む
けれどその笑みは
恋人に向けるものじゃない
私達は出会わないほうが
良かったのだろうか?
君の部屋の中 見つけた紙切れ
思い出が書かれていた
私の名前が何度も 何度も
繰り返し書かれてた
忘れたくないと 君は叫んでいた
最後の口付けを交わす
忘れないでくれ 愛していること
君に約束しよう
私は君を忘れないと
はい。白いですねーまっちろ。
平和だ……珍しく平和。
そして謎のメモ「純愛ていわれた」
……だから誰に見せたの、昔の自分よ。