第 7 話:冒険者ギルドへ
翌日、俺たちは冒険者ギルドへ向かった。
街の中心部にある、ひときわ大きな建物だ。
扉を開けると、中には屈強な男たちや、魔法使い風の格好をした人々がたむろしていた。
喧騒と酒の匂い。
まさに冒険者ギルドだ。
カウンターへ行き、受付のお姉さんに声をかける。
「すいません、冒険者登録をしたいんですけど」
「はい、新規登録ですね。こちらの用紙に記入をお願いします」
渡された羊皮紙に名前などを記入する。
文字は日本語で書いたつもりだが、勝手にこの世界の文字に変換されているようだ。これもチートか。
「では、魔力測定を行います。この水晶に手を乗せてください」
カウンターに置かれた透明な水晶玉。
言われるままに手を乗せる。
すると、水晶がカッと眩い光を放ち、ひび割れるような音を立てた。
「えっ……!?」
受付のお姉さんが目を見開く。
周囲の冒険者たちも、何事かとこちらを見る。
「す、すごい魔力量です……! 測定限界を超えています!」
「あー、えっと、壊してないですよね?」
「い、いえ、大丈夫です。次はそちらのお嬢さんも」
ノアがおずおずと手を伸ばす。
彼女が触れると、水晶は一瞬だけ淡く光り、すぐに消えた。
そして、何も表示されない。
「あれ? 反応がない……? 故障かしら?」
「……測定不能?」
「魔力が全くないか、あるいは特殊すぎて測定できないか……。まあ、登録自体は可能です」
結局、俺の魔力量は「測定不能(規格外)」、ノアは「測定不能(不明)」として登録された。
ギルドカードを受け取る。
ランクは一番下の F ランク。
ここから俺たちの冒険が始まる。




