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第 67 話:天空の鍛冶場
ハンマーの完成と同時に、空が割れた。
次元の裂け目から、オメガが現れたのだ。
今度はホログラムではない。本物だ。
「素晴らしい。それが完成形か」
オメガは拍手しながら降りてきた。
「礼を言うよ。君たちがそれを直してくれるのを待っていたんだ」
「何だと?」
「僕が完全な神になるには、そのハンマーが必要なんだよ。さあ、渡してもらおうか」
オメガが手を伸ばす。
強大な引力が発生し、ハンマーが吸い寄せられそうになる。
「渡さない!」
ノアがハンマーを掴む。
彼女の体が光に包まれる。
「これは、未来を創るためのもの! あなたなんかに使わせない!」
ノアがハンマーを振るう。
虹色の衝撃波が放たれ、オメガを吹き飛ばした。
「ぐっ……! やるねえ!」
オメガは体勢を立て直すが、その顔には焦りが見えた。
進化したハンマーの力は、彼の予想を超えているようだ。
「いくぞ、みんな! ここで決める!」
俺たちはオメガに向かって突撃した。
最終決戦の幕開けだ。




