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第 50 話:伝説と新たな使命
船旅の途中、俺はアルファと作戦会議を開いた。
「アルファ、創生のハンマーについての情報は?」
『データベースに該当あり。物質の構造を原子レベルで組み替える機能を持つ、超高度な錬金術ツールです。武器としても使用可能ですが、本来は創造のための道具です』
「創造のための道具……。ノアにぴったりだな」
ノアの力は「マナの制御」だが、ハンマーがあれば物理的な干渉力も手に入る。
攻守ともに最強になれるかもしれない。
「問題は、ドワーフたちが素直に渡してくれるかだな」
『ドワーフは技術と力を重んじる種族です。交渉よりも、実力を示す方が効果的でしょう』
「なるほど。俺の錬金術と、ノアの力を見せつければいいわけか」
そんな話をしていると、ノアが甲板にやってきた。
「タクミ、何か見える」
彼女が指差す先には、噴煙を上げる巨大な火山が見えた。
ヴォルグラードがある火山地帯だ。
「着いたか……」
熱気が漂ってくる。
ここから先は、灼熱の世界だ。
俺は気合を入れ直した。
「よし、行くぞ! ドワーフたちを驚かせてやろうぜ!」
「うん!」
俺たちは新たな決意を胸に、炎の国へと上陸した。
そこで待つ試練と、新たな仲間との出会いを予感しながら。




