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第 27 話:眠り病の調査
『解析完了。対象の生命活動は正常ですが、マナ循環が完全に停止しています』
「マナ循環が停止? 死んでるってことか?」
『いいえ。魂と肉体を繋ぐマナのラインが、外部からの干渉によって遮断されています。魂が肉体に留まれない状態です』
つまり、魂がどこかに囚われている、ということか。
これは病気じゃない。呪いだ。
「……痛い」
突然、ノアが頭を押さえてうずくまった。
「ノア!?」
「頭が……割れそう……。声が、聞こえる……」
「声?」
「助けてって……たくさんの声が……」
ノアはガタガタと震え出した。
彼女には、眠っている人々の声が聞こえるのか?
あるいは、マナの異常を感知しているのか。
「公爵、他にも患者が集められている場所はありますか?」
「ああ、王立病院の特別病棟に、多くの患者が収容されている」
「そこへ案内してください。原因がわかるかもしれません」
俺たちは急いで王立病院へと向かった。
病棟に入った瞬間、ノアの悲鳴が上がった。
「いやあああっ!」
「ノア!」
彼女はその場に崩れ落ち、意識を失ってしまった。
病棟に満ちる異質なマナの波動。
それがノアの精神を直接攻撃したようだ。
俺はノアを抱きかかえ、歯噛みした。
敵は、想像以上に厄介な相手かもしれない。




