友達の恋
斜め前のキミは
いつから僕の斜め前を
行くようになったのかな
夕焼けを置き去りにした、ある日のこと
「背伸びしちゃいけないんだ、自分らしく」
何日か前に告げた、
友達が悩んでいた恋のこと
今はその言葉に後悔もあって
実際のところ
恋した分だけ
人は弱さを見せてしまうもの
どうしても・・
キミはそう言って、僕の2つ前の言葉を
やんわりと否定した
実際のところ
僕もそのひとり
キミとの恋に疲れたと
周りに話してた
あの頃の僕は結局のところ、
自分の弱さを
見せたくなかっただけなんだよね
今から思うと
キミはそれを知っていて
僕のために、わざと
距離を置いていたこと
「やさしさが足りない」
ただ、それだけのことで
この恋は解決するものなのかな・・
迷いがまたひとつの迷いを生んだ
友達の恋のこと
僕は真剣に考えた
そして
ひとつの答えを見つけた
その前に
キミを好きでいることに気づかされて
そして、
キミのやさしさにも気づかされて