詩 勇者の代わり、やってます
何でもない人間だった はずなのに
そこらを歩く モブだった はずなのに
でもなぜか 今勇者してるのよ
なぜなのか 代わりなのよ
すごく不思議な事だけど
伝説の剣を持っているのよ
とてもキラキラした鎧に身を包んでいるのよ
しかも 周囲は護衛が多いのよ
どうして こうなった 考えてみた
故郷の村で お昼寝中
目覚めて 寝ぼけて じゃじゃじゃじゃん
うっかり どっきり 勘違い
呪われた勇者を怪物扱い しっかり さくっと 殺害よ
ありえないでしょ ねえ そうでしょう
でもありえてる 今の私 この現状が 何よりも
証拠なのよ 逃げられない
周りの人が 逃げしちゃくれない
仕方ないでしょ ああもするでしょ
だって おっかなかったんだもの
見た目変わっていたんだもの
ちょっと邪気を放っていたんだもの
弱くなってた勇者はいちころ
私 もしかして 大罪人ですか?
それで どうなる こうなった
勇者の身代わり 爆誕中
「ストーリー」
あ、パパ!
ゆーしゃさまだ!
わたしたちのかわりに、こわいモンスターをやっつけてくれるひとなんだよね?
すごいなあ。