花宮カナ、思案する
お疲れ様でございます
まったくね
セブンとか日本のインフラそのものなのに、売られちゃうって流石にマズいでしょう
それ、どう考えてもアウトなんですけれど、中国資本になっちゃうんでしょうか
7兆ですか…
ちょっと頑張ってみます
それでは本日のぼくコレ、どうぞ
「うん、パパ知ってたの?」
それを聞いた途端、額にパシッと手を当てて達夫が大きく目を見開く―――
―――なんてこった、
それ、いつもお世話になってる北村弁護士事務所のご子息様じゃないか―――
達夫の目に、再び希望の光が灯る―――
東証一部、上場―――
第一子、無事誕生―――
大勲位菊花章、授章、からの叙勲祝賀会―――
心の中でゆっくりと天を見上げ、魂のガッツポーズを決める達夫
カナ、そこの事務所の年商、いくらか知ってるか?
もう、パパもママもお前も、働かなくて良くなっちゃうんだぞ?
「その北村さんって、どんな方?」
よく分かっていない忍が、達夫に向かって問いかける
「…ああ、大きな弁護士事務所のご子息でね、まあ、平たく言えば億万長者だよ」
今度は、忍の顔がパァッと輝く―――
「まあ…じゃあカナは、一生幸せに暮らせるのね…?」
まだハルオを捕まえている訳ではないのだが、忍の中では既にそういう事になっている
「そういう事。二人で仕事を辞めて、ずーっと一緒にいよう?…僕達、もう毎日仕事で離れ離れにならなくても良いんだよ?」
「…ああ…あなた…」
食事の事など忘れて、ひしっと抱き締め合う達夫と忍―――
ああコレ、今夜もおっぱじめるパターンだわ…
黙々と食事を続ける健太は、考えるのをやめた
その間、箸が止まったままで、呆然とそのやり取りを聞いていたカナ―――
え…?
もしハルオくんと結婚したら、パパとママ、もう働かなくても良くなるの…?
両親がどれ程互いを想い合っているかなど、百も承知のカナである
…そうか…あの人と結婚したら、家族みんなで幸せになれるのか―――
「ごちそうさまー」
そうこうしている間に、達夫と忍はネチョネチョとキスをし始め、健太はお皿をシンクに運んで部屋に戻ってしまった
次の試合の対戦チームは、3-4-3のフォーメーションで、右からのセンタリングで左か中央のストライカーのどちらかがゴールを狙うパターンがほとんどである
それをゲームでシミュレートして、得点を阻止する方法を編み出しておかなければならない―――
チームのキャプテンであり、自身のオフェンスのみを考えていれば良い訳では無い健太は、忙しいのだ
―――ハルオくん、下の名前で呼んでほしいって言ってたっけ、
じゃあ明日ちょっと、そう呼んでみようかな…
そんな事を考えながら、花宮カナの夜は更けてゆく―――
ンー、
達夫さんと忍の物語など、ネット上の友人から要求されてしまいました
構想があるといえばあるんですけど、それ始めると結構長くなっちゃうんですよね
私、連載の3本目とか始めたら、多分死んじゃいます
ちょっとお待ちください




