花宮カナ、そっぽを向く
お疲れ様でございます
まったくね
私、まだ寝れません
糞OSのせいです
何回再起動かましてくれたら気が済むのでしょうか
少しは人の迷惑も考えて欲しいものです
まあ気を取り直して、本日のぼくコレ、どうぞ
何なんだ、アイツ?―――
北村が手を出すようであれば、飛び出すつもりで眺めていた泰恒
どうやら何事も無かったようなので、カナが席に着く頃には前へと向き直っていた
ぷいっと窓側を向いていたカナも、今は前へと向き直っている
「ハァイ、着席ー!」
既に見慣れた風景からHRが始まり、その後の授業からお昼休みへと相成った
カナと歓談しながらお昼を食べていた泰恒だが、ふと用事を一つ思い出した
あっ…そういえば田島先生から、石原先生がどう思ってるのか聞いてくれって頼まれてたんだった…
確かあの先生、世界史だった筈
そっち系の質問にかこつけて、それとなく聞いて来よう
「ゴメンね、カナちゃん。ちょっと用事を思い出した。さっさと片づけて来る」
何の事か分からず、頭に?マークが浮かんでいるカナだが、用があると言うならあるのだろう
お手製のお弁当を頬張りながら、微笑んでコクコクと頷いた
だがこの時、泰恒は迂闊であった
先程の北村の事をもっと警戒しておけば、今カナの傍を離れる事は無かった筈である
急いで昼食を済ませ、職員室へと向かう泰恒の背後を眺めている男がいた―――
そう、キミが邪魔だったんだよ―――
いなくなってくれたね?ありがとう
北村である
チロリと舌を出しながら、カナの隣、泰恒の席へと向かう
「やあ、カナちゃん。ボクの事はハルオでいいよ?お話したかったんだけど、良いかな?」
泰恒の席の椅子を引き、脚を組んで座る北村―――
頬杖をついて妖艶な笑みを浮かべており、その一発で1-2の女子の数名を落としてしまった模様である
どうでも良い女子がキャーキャー言っているのには目もくれず、カナへと語りかけ続ける北村
「とりあえず、スタバかマックでも一緒に行かない?キミの事、色々知りたいんだ」
イライラし始めたカナは、さっさとお弁当を食べ終えて蓋を閉めてしまった
その間、無視である
一方その頃、泰恒は世界史の石原先生に幾つかの質問を終えた後、肝心の質問に入っていた
「ああ、そういえばなんですが、石原先生ってまだご結婚なされてませんよね?どなたか良い相手っていらっしゃらないのでしょうか?」
「いるよ?法子さんっていってね、婚約者がいるんだ。…いや、なんかこういう事言うの、恥ずかしいな」
うん、田島先生ごめんなさい
コレ、何て伝えたら良いんだ―――
泰恒は笑顔であるが、その内心では膝が折れている―――
さて、次はキララの方を書いてきます
死にそう




