花宮カナ、歌う
お疲れ様でございます
またもや、投稿が遅くなってしまいました
申し訳ございません
調子が戻ったら、もう少し早く仕上げられるようになると思います
それでは本日のぼくコレ、どうぞ
一方その頃、カナもヘッドホンを着けて歌い込んでいた―――
隣の部屋では健太がまだサッカーゲームの対戦に熱中しており、向かいの部屋では母の忍がアンアン言っている
ヘッドホンを装着している理由は、お察しである
現在練習中の曲は、茂木坂48の、ここにあるもの―――
そもそも普段から聴き込んでいる為、音程も歌詞も外す事など無い
もしカナにその気さえあれば、とっくにステージの上で歓声を受けていた事であろう
ついでに水着姿の写真集など出版していれば、男性諸氏はこぞって買い求めていたかと思われる
両脚を開いたペタンコ座りでお尻を突き出した姿に与えられる衝撃など、既に暴力と言っても過言ではない
いつの日か、泰恒が耐え切らなければならないものである―――
持ち歌の全てを歌い切り、ベッドにボフッと倒れ込むカナ
意識を失いつつある状態で、ふと泰恒の事などを考える
なんで、あんなに優しくしてくれるんだろう―――
今までにも似たような扱いをされた事はあるのだが、自己主張が強くてちょっとウザい男子ばかりであった
その点、泰恒の対応は紳士そのものであり、一緒に居て心地良い
少し考えてはみたものの、よく分からないまま眠りに落ちてゆくカナ―――
最後に辛うじて外したメガネが、絨毯にポトリと落ちた
一方その頃、泰恒はまだ歌っていた―――
6曲目をマスターし、残るは4曲である
既に深夜であり、眠気のピークを迎えているが、諦める気配は一向に無い
たまにガクッと頭が落ちては、両手で頬を叩いて次の曲をYoutubeで再生し始める
歌詞、音程、振りがある曲は振りも覚えてゆく
7曲目―――
これもどうやら、いけそうだ
明日か明後日には完璧になっているだろう
土曜日には仕上げて、日曜日には間に合わせる
締め切りに追い込まれた作家並みの執念で、歌に取り組んでいる泰恒―――
それほどまでに、カナの事を想っているのである
恐らく、カナを他の男に取られてしまったら、一生ものの心の傷を抱える羽目になるであろう
例え他のどんな女性に愛されたとしても、何度でもカナの顔が浮かび上がってしまうのだ
それを予感し、確信するに至っている泰恒には一分の隙も無い
初恋とは、そういうものなのである―――
既に、深夜3時
最後の10曲目を聴き込み始めた泰恒は、まるで気絶するかのように寝てしまっていた
ンー、きっつい
ホントはXの方でも物申したいのですが、現在余力がありません
日本の為にならない連中が、好き勝手言っているのが許せないのです
起きたら文句言ってやる
おやすみなさい




