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ぼくコレ  作者: M太郎
16/43

花宮カナ、怖がる

お疲れ様でございます


私みたいなインドア派だと、室温と体調には結構な相関関係があるみたいです

具体的には冷え過ぎると、具合が悪くなります


皆様もどうぞ、お気をつけて


それでは本日のぼくコレ、どうぞ

カナを帰らせた後、泰恒は早々に連絡網のチェックを済ませてコピーを始めていた



カッシュッ、カッシュッ、カッシュッ、カッシュッ―――



クラスの全員に配る分のプリントが、次々と印刷されていく

ある程度溜まっては取り出し、纏めてトントンと叩いて端を揃えていく


あとはこれを教壇に置いておけば、今日の仕事は完了だ


しっかしあの先生、強引だな


プリントを持って職員室から1-2の教室へと戻りつつ、泰恒が今日の出来事を思い出す


カナちゃんの事は、学級委員に巻き込んでしまった

一緒に居たかったからであるが、あんまりカナに負担はかけたくない


自分が二人分、働けば良いだけの話だ


泰恒にとって、その程度の話は何の問題にもならない

なんなら三人分だって働いてみせる



有能オブ有能―――



泰恒が勝ち得てきた称号であり、最早それを否定できる者など誰もいない


じゃあ貴方、コレ以外に何が出来るんですか?―――


泰恒にそう問われた時、それに答えられる者は皆無である

泰恒の提案こそが、真の正解だからである



委員としての仕事を終え、後はもう帰るだけだ

プリントを教壇に置き、帰り支度を始める泰恒


一方その頃、カナは少々困った事になっていた


校門から、出られないのだ―――


何故か暴走族達が校門の中に入り、ブンブンと走り回っている



「オラァアアアア!!!出て来い、屋敷ーーーー!!!倒幕高の高木のカタキだァーーー!!!」



どうやら、高校生同士のケンカでこうなっているらしい


カナはさっさと帰りたいのだが、バイクに乗ってるヒャッハーさん達に通してくれる気配は無い



「どけ―――」



拳をポキポキと鳴らしながら、一人の男が歩み出た―――


カナが後ずさりし、その様子を凝視する



「俺に用なら、さっさと済ませろ。他の生徒の迷惑だ」


「高木は、全治2ヶ月だ…やったのはお前だな?」


どうやら一番強そうな男が、屋敷に話しかける


「そんなザコ、いちいち覚えてねえよ。俺とやろうってんならさっさと来い。遊んでやる」


「てめえ…いい度胸だ」



言うや否や、特攻服の男が屋敷に殴りかかった―――


その表情から察するに、どう見ても本気である

そのパンチは力強く、屋敷の顔が打ち抜かれるかのように見えた


だが結果としては紙一重で躱され、代わりに屋敷の膝蹴りが特攻服の男の腹に突き刺さっていた


声にならない声を上げて、特攻服の男が倒れる


「…他にこうなりたい奴はいるか?いるならさっさとかかって来い」


屋敷の声に、特攻服の男達が怯む―――


バイクから降りた一人が、不意にカナの手を捻じり上げた


「痛い!離して!!」


悲鳴を上げるカナだが、男に容赦は無い


「ヘッヘッヘ…もう、捕まろうがどうなろうが知った事か。そこで土下座しろ。この可愛い子ちゃんの顔に、ナイフが入っちまうぜ?」


カナがこんな恐怖を味わうのは、生まれて初めてである

涙が溢れ出して、何も言えなくなってしまった

ンー


やっと寝れます


おやすみなさい

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