うざい後輩と下校
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「せんぱーい!待ってましたよ。さあ帰りましょう!」
「待たなくても良いわ!」
「またまた〜いつもは私を待ってくれてるくせに照れちゃって〜可愛いな〜ハグしちゃう!」
「やめろ!本当に暑苦しいな!それに俺がお前を待ってるのは「お前が待ってて下さい!待たないと先輩が私に色々したってあることないこと全部言っちゃいますよ」 って脅したせいだろ?」
「え、そうでしたっけ?まあそんなことはどうでも良いんですよ。さ、帰りましょう!」
「本当に人の話聞かないよなお前は。」
「何言ってるんです?私は先輩の言葉ならちゃんと全部聞いてます。聞いたうえで無視する方向で進めてるんですよ。」
「余計悪いわ!」
「まあまあ、可愛い後輩に免じて許してくださいよ〜」
「可愛い後輩?そんなのここにいたか?」
「先輩!」
「な、なんだよ。」
「身長低すぎてついに私の顔見えなくなっちゃいました!?」
「違うわ!それについにってなんだよついにって俺は身長低いが縮んでねーよ!」
「まあまあ、いいから行きますよ!」
「ちょっと待て、引っ張るな!痛い痛い!」
「もう、仕方ないですね〜ゆっくり行きましょうか。」
「おい。」
「はい?」
「はいじゃねえ。」
「押す?」
「ボケんじゃねえ!」
「ツッコミは良いですから、何ですか?」
「なんで俺が悪いみたいになった?まあ良い、それでいつまで手繋いでんだよ。」
「え、私の家までですけど?」
「さも当然みたいに言うんじゃねえよ。離せよ。」
「嫌です。良いじゃないですか〜家近いんですし。」
「そうじゃねえ。」
「そうじゃなくて何ですか?」
「あれだよあれ!」
「なんです?変な噂がたつと?」
「そうだよ!」
「大丈夫です。姉弟にしか見えないですよ!」
「そうかよ!ほら着いたぞ。」
「そうですね、名残惜しいですけど離します。それじゃあ先輩また明日」
「ああ、じゃあな。....また明日」
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