第50話 不滅龍
訂正、新ヒロインの挿絵は51話でした。
申し訳ございません!
そして、今日の分の挿絵は、その絵をと思っていたので、今日のところは文字だけでご容赦ください。
この回の挿絵は別途用意いたします。
いやぁ、まさか文字だけを掲載するなんて。······くっ! ジャンクフードノベル失格です。
オバケ羊羹から降りると、エリノアが駆け寄ってくる。
「上から変にゃ魔物が落ちてきたから驚いたよ!」
「すまんすまん、そいつがこの羊羹に寄生していたんだ」
「見たことない魔物、解剖してみてぇな」
「ジゼルやめとけ、寄生されるぞ」
「そんな偏見、下すぜ減点。そんなことばかり言うから、せっかくの探求チャンスが失われていく」
2人とも、すっかりオバケ羊羹に慣れている。勢いに任せて助けてしまったが、傷を治して元気になったこいつは、俺たちを襲ってこないのだろうか?
「よしよし、もう大丈夫だからね」
「こわかったのー!」
オバケ羊羹はアイナに宥められている。意思疎通がとれるから安全、っていうのは、さすがに軽率すぎるだろうが、攻撃的じゃないだけましだろう。
「じゃあ、俺たちもう行くから、虫には気をつけろよ」
「もういっちゃうの? ぼくこわいの······」
「バーガー様、もう少しだけいてあげましょうよ」
「えぇ、でもなぁ」
「アイにゃ、食料も限られているこの状況でこれ以上留まるのは危険だよ」
「エリノア、次の村までどのくらい掛かる?」
「うーん、あと3日くらいかにゃ」
「そうか、なら食料に余裕はあるな?」
「あるよ」
「1日、いてやろう」
「マジか」
「さすがはバーガー様です!」
このオバケ羊羹から何か聞けるかもしれないしな。知恵のある魔物、未知の存在だ。
俺たちはその場でキャンプを貼った。夜になって、オバケ羊羹の前で焚き火を囲んだ。
「よっしゃ! メンタル弱い羊羹を励ましてやろうキャンプ開催だ!」
「だから羊羹ってなんなんですか!」
「こいつに似たお菓子だ」
「そんなものが······、私食べたことないです」
「食いしん坊さんめ。さて、オバケ羊羹、色々話を聞こうじゃないか」
「ぼく、おばけじゃないの」
「そうか、ならまずは名前から聞こうか」
「ぼくのなまえは、不滅龍、スーサイドドラゴン」
その言葉を聞いた瞬間、ジゼルの体が硬直する。大きく目を見開いて不滅龍を見る。
「どうしたジゼル? 下痢かにゃ?」
「不滅龍、スーサイドドラゴンだと······」
「知っているのか、ジゼル!」
「知っているも何も、不滅龍は、神龍の一角であり。魔王龍、ダークネスドラゴンの弟だ」
「ま、魔王の弟!?」




