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婚約破棄の後は自由に生きます  作者: もも
婚約破棄編
19/67

拠点となる家を買いました

 パレードから逃げ出し、私達が来たのは、不動産屋だ。

 さっきカリーナと話して、この街には、拠点が無いと考えた私達は、まず宿を探そうと言うことになった、しかし、どこも柄の悪そうな男が食堂にいたり、何か衛生的に雑な感じだったり、綺麗な宿は値段が異常に高かったりしたから止めた、だから次はギルドの宿舎はどう? という話になって、ギルドに聞きに行ったけど直ぐに止めた、だって男女別れてないって言われたから、もういっそのこと家を買おうと思い立ったのだ。

 お金はアクエスで結構稼いだし、ある程度の家は買える筈だと、軽い考えだったけどね。


「いらっしゃいませ」


「あの、家が欲しいのですが」


「はい、予算は幾らほどでしょうか?」


 ふむ、大体500万ガルだね。

 それ以上だと、生活に困るから。


「500万ガルでお願いします」


「それでしたら……ここはどうでしょう?」


 不動産屋は写し絵と言われる、写真ような紙を見せてきた。


「ええ、中々良い……え?」


 私はその隣に有った写し絵に目が釘付けになっていた。

 そこに写っているのは、平屋で、部屋数はリビングに台所、お風呂にトイレと、部屋が5つらしい。

 見た感じ普通の家だ……屋根に乗っている物を除けば。

 おかしい、なんでこんなものがここに?

 私はカリーナに小声で話しかけた。


「ねぇ、これってソーラーパネルじゃないの?」


「え? どれよ…………確かに、これはそうね」


 私は屋根の上にソーラーパネルが設置されている家の写し絵を持って聞いてみた。


「この家って幾ら位ですか?」


 私が聞くと、不動産屋の人は困ったような顔をした。


「この家はちょっと問題がありまして、よく分からない物がたくさんあって不気味なのですよ。しかもそれらは家に設置されてまして、取り外しが出来ないのです」


 ふーん、多分前世の世界の物だよね。

 ならこれは買いだね。

 誰が作ったんだかわかんないけど、間違いなく便利なものが大量にあるはず!


「あの、この家にします」


「え、ですが……」


「この家が良いんです」


「で、では250万ガルになります」


 私はお金を机に置き、家の場所の地図をもらった。


「ではこれで失礼します」


 私とカリーナは、一礼し店を出た。


「よし、とりあえず行ってみようか」


「そうね、どんなものか気になるしね」


 短い話し合いが終わると、街の外れの農業地の近くにある家に向かった。

 ここの農業地は凄く広く、畑になっている野菜が草原のように一面に広がっていた。

 この光景に柄にもなく少し感動した。

 そして、この横にある家に着き、鍵を開け中に入った。


「これは凄いね……」


「ええ、この世界でよくここまで再現したものね、感心するわ」


 私達がこの家に入って見たもの、それは……電化製品だった。

 ただ動くか分からないから、先に家の中を見て回ることにした。

 もしこの家が異世界人が作ったものだとしたら、隠し部屋とか地下があっても不思議じゃないから慎重に見て回ろうと私は部屋を見回り始めた。

 そして、少しするとカリーナがこっちに来た。


「アリエル、ちょっと来て、隠し扉ががあって、中を調べたら地下に続く階段があった」


「え? 嘘、本当にあったよ、私の予想だとロマンがどうとかで作ったんだろうけど、あえて言わせてもらいたい、部屋は隠さないで堂々と作って欲しかった、不便だから」


「全くその通りね、住む人のことを考えてほしいわよね」


 私達はそんな事を話ながら階段を降りた、その先には、大きな機材があり、スタートと書かれたボタンがあった。


「これどうする? 押す?」


「そうね、押してみましょう」


 カリーナはそう言うと、迷いなくボタンを押した。

 その瞬間ガコンという音がなり、電気がついた、どうやらこれは発電機の稼働装置だったらしい。

 そして、スタートを押したから家中に電気が供給され始めたみたいだね。


「おおー、電気が使えるようになったね、カリーナ偉い!」


「ふふ、ありがと、見つけた甲斐があったわ」


「じゃあ洗濯物溜まってるから洗濯機使ってみようよ!」


「そうね、早速やってみましょう」


 こうして私達は洗濯機を使い、久しぶりの電化製品に感動し、二人ではしゃぎ回りながら、家中の電化製品を使いに行った。







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