こうして始まるバトルロワイアル
プロローグ2的なやつです
どうぞー
「はいクエストクリア!」
今日も俺は剣神武闘の世界にいた
多くのMMORPGと同じで剣神武闘にもクエストがある
クエストをクリアすれは報酬がもらえるしレベルもあがる
ストーリークエストもあるのでストーリーを進めたい人はこっちをやればいい
基本、クエストは何回でも受けれて複数同時受注も可能なので金稼ぎにはうってつけだ
「ってもう金持てないし…銀行行かないとな」
まあ、俺は暇つぶしでやってるんだけど
なにせ俺のレベルは上限の99
この世界では唯一のLv.99だ
つまり俺はこの世界の最強の戦士
装備もおそらく最強装備だし
「うわっ!誰か!た、助けてっ!」
ん?HELPアイコンがでてる
近くで誰かが助けを求めているってこと
「とりあえず向かおうかな」
「うわっ!ちょっ!ヒールボトル忘れたっ!ヤバイヤバイ!!」
オオカミのようなモンスターに囲まれている女性プレイヤーがみえた
「えいやっと」
最強の俺にかかればほんの数秒で倒せる敵だった
「あ!ありがとうございました!まだ始めたばかりで…」
…他人のレベルと名前だけなら簡単に見れるので確認
「お礼をしたいんですけど…なにせ初心者なので、たいしたことできないんです。よければとりあえずフレンド登録お願いできますか?」
誘われた
「え、えと、うん。ふ、フレンド登録…ね。いい、よ」
…ん?なんでこんな片言なのか?
自慢じゃないけど俺はコミュ障ってやつなんだ
いつもソロプレイでここまできたしなぁ
「あれ?あんなに強いのにフレンド私が初めてなんですか?!…ふふ、なんか縁があるんですかね」
「そ、そだね…」
「…もしかして迷惑ですか?」
「い、いや、そ、そいう、わけ、じゃなくて…!…な、れてなく…て」
「そうなんですか!良かったぁ。わかんないことたくさんあるんで、どんどん教えてくださいね!」
…あれ?なんか初フレンドできたし
しかもいつもよりちゃんと話せてるぞ!
俺も進歩したんだなぁ
「おい、あそこにいるの沈黙の最強戦士じゃね?」
宿へ向かって歩いてたらなんか聞こえた
「あれ?あの隣にいる女の子誰だろう」
一応最強の戦士として俺は有名だからね
「あのソロプレイヤーが…珍しいな」
「しかも沈黙のってだけに全くしゃべらないって有名なのに」
しゃべらないんじゃなくてしゃべれない
「あれで唯一のLv.99なんだもんな…憧れるわ」
「かっこいいよね、無口の戦士」
…あー言ってもらえると嬉しいかな
「…え?疾さんてLv.99なんですか?」
一緒に歩いてた女の子、ノワが聞いてきた
「…え?知らなかったの?」
あ、なんかちゃんと話せた
いや、だっていつでも頭の上に表示されるからさ
けど、初心者ならわからなくても仕方ないかな
「い、一応99で、さ、最強とか、言われてた、り」
「…そ、そんなすごい方だったんですね…。なんか恐れ多いことしちゃったみたいで…」
「そ、そんな、こと、ない、よ!初心者、だから、仕方ない、し、気にし、て、ないし!」
慌てて言う
別に俺は最強だからなんかするわけでもないししてないし
「…なんか優しいんですね」
「…う、うう」
優しいとか言われたの始めてだし
顔真っ赤だよ…
それから俺はノワに協力してレベル上げを手伝ったりした
こんな風に過ごすのも悪くない
そう思ってたときだった
【バトルロワイアル開催のお知らせ】
「疾さん、バトルロワイアルってなんですか?」
ノワが聞いてきたけど俺も知らないことだった
ずっとやってるけどそんなイベント初めてだ
「いや、この、イベントは初めてだ、よ」
あ、ノワとよく一緒にいたからコミュ障もだんだんと治ってきたみたい
「全員参加って書いてありますね。まあ、疾さんと一緒なら心配ないんですけどね」
恥ずかしいことを簡単にいうノワ
絶対顔真っ赤だよになる俺を見て楽しんでいるだろ…言わないけど
バトルロワイアル開催日
「あと、1分、だね」
「そうですね…詳しくは始まってからって書いてありましたし、待ちましょ?」
そして1分はすぐにたった
アナウンスが鳴り響く
『みなさんこんにちは。いつも剣神武闘をご利用頂きまことにありがとうございます。今回のイベント、バトルロワイアルの説明をしたいと思います。』
『バトルロワイアルのルールは簡単。みなさんにはこれから自由に戦ってもらいます。全フィールドのどこで戦おうとペナルティはありません。しかし例外はありますのでまた後ほど説明いたします。』
『戦いの中で残った1人が優勝という簡単なルールです。負けたらペナルティはありませんがバトルロワイアル期間中はログインができなくなります。このイベントは誰か1人が勝ち残るまで続きます』
『しかし皆様思っているでしょう。最強の戦士がどうせ勝つのだろうと…レベルの差は仕方ないと。そこで今回のイベント期間中は全てのプレイヤー様のレベルを上限の99にします。これで皆様平等に希望があると思います。ぜひ優勝目指して勝ち抜いてください』
…な、なんだと
みんなLv.99?!
この俺が頑張って到達したLv.99?!
「わっ!ホントにLv.99だ!」
ノワが驚いている
…ホントに、本当に?
俺はノワの肩を掴み向かい合うかたちになりレベルを見た
…本当だ
「痛っ…は、疾…さん痛い」
「あ、ごめん」
そして気づいた
フレンドになったことで見れるようになったノワのHPが
減っていることに
『すでにバトルロワイアルは始まっております。最後の1人になれるよう健闘をお祈りしております。』
こうしてLv.99達のバトルロワイアルが始まった
どうでしたか?
なんかすごい真面目なストーリーになりそうですが、ヤン囲のようなテンションでやってきますのでw
ヤン囲を知らない人はぜひ読んでね!(宣伝)
次の更新はヤン囲の後ですね
人気がでればいいんですけども…
感想等お待ちしています
では、また(^-^)/