外伝3 そうだ。花見にいこう①
書こう書こうと思って、引き延ばしてた・・・
幽香さん現在話に入る前に4人で花見に。
けど。幻想郷の桜って・・・どっちでしょう
「暇だな」
久しぶりにこの台詞を言った気がする。
これが始まった頃には、滅茶苦茶言おうと思ってたのに、俺も作者も忙しすぎて言う暇が無かったからな。
「だからって暇ができた途端に言うのはどうかと思うわ」
「幽香よ。人間とは不思議な生物なのだよ」
「あなたは特殊な部類だと思うのだけれど……」
失敬な。俺は少し楽しい事が好きなだけの普通の人間だ。
「ゆーかはその内容がおかしいって言いたいんじゃないの?」
「そうよ。チルノはできる子ねえ」
「おかしくないっつの!」
今までは的外れな言葉を言っていたチルノ。
何故か俺をバカにしたりする時は、とても的確な言葉を話す。
「そーなのかー」
「ルーミアは相変わらずでよかったぜ……」
「楽冶はおかしいのだー」
「…………」
もういいや……
けどちょっと凹んだかも……
「楽冶大丈夫なのかー?」
「あなたがトドメ刺したんじゃない」
「楽冶は丈夫だから平気だよ!」
でたよ。我が家名物のトリオ漫才。
ボケ、ツッコミ、補足 のよく分からない編成。
あとチルノ。刺したの意味。今回のは微妙に違うぞ。
「そーなのかー」
「あなたが返事をしてどうするの?」
「そーなのだー」
「チルノ!?」
チルノのそーなのだー発言にビックリな俺。
つか補足じゃねえ。
「もういい。疲れた」
「どうしたのだー?」
「色々あるから探索しちゃダメよ?」
「男の事情ってやつね!」
「もういいから!!!」
あとそれは多分 大人の事情 だろうな。
先ほどの会話で疲れた俺は寝っ転がっていた。
疲れたー。けど暇だ……
疲れたー。けど暇だ……
疲れたー。けど暇だ……
俺の中で心の叫びが聞こえる。
自分で思うが、内容が情けなさ過ぎるな……
「あー。やべ。何かないかな……」
こういう時は地味にイベントあったからなあ。
両方忘れてたけど、バレンタインに雛祭り。
うーん。今の季節は……
「あ」
一つ思いついた。
「よし。準備開始だな」
明日に向けて準備をすることにした。
「じゃあ。今日は花見に行くぞー」
「は?」
「へ?」
「ふえ?」
バラバラな返事が返ってきた。
誰がどの返事かは、読者の皆さんが想像してくれ。
……何気に幽香を三番目にしてみるとかわい「ごふわっ!」
「今。何か変な事思ってなかった?」
「……オモッテナイデス」
「本当に?」
「モチロンデス。ハイ」
皆。想像する時は隠れてしたほうが良さそうだぜ?
「楽冶ー。どうしたの急に?」
「昨日思いついたから」
「やっぱバカだわ……」
「ええい!いいだろうが!ちゃんと弁当も作ったんだぞ!」
「!!。楽冶!早く行きましょ!」
感情が高ぶり、元に戻ったルーミアが腕に抱きつく。
もう片方の手には重箱があるので、落とさないようにバランスをとる。
「むっ!アタイもー!」
「は?」
何故かチルノが頭の上に乗ってきたため、さらにバランスを調整させなければならなくなった。
「…………」
「うおっ!?」
幽香に日傘で攻撃された。
何とか交わせたものの、バランスが悪く、重箱が危ない。
「…………」
「やめて!弁当が!」
「二人が離れれば済むことよ」
「離れてくれ!」
「いやー!」
「やだー!」
何故!?
「ふふふ……」
「やめてえええ!!!」
目の前に日傘が迫った。
ここは博麗神社の階段下。
白玉楼にするか迷った結果、神社ですることになった。
「楽冶……だいじょーぶ?」
「なんとかな……」
「お弁当は無事なのだー!」
「ああ。ルーミアのお陰でな」
あの後日傘に当たって吹っ飛んだのだが、ルーミアは綺麗に重箱をキャッチしていた。
「何よ。私が悪いみたいじゃない」
「いや、そんなことは……あるけど」
「…………」
「ゴメンナサイ……ホントゴメンナサイ……」
怖っ……無言オーラ怖っ……けど俺は悪くないよな?
「とりあえず行こうぜ?」
「そうね」
「れっつ。ごー!」
「ごー!なのだー!」
神社で花見をするため、階段を登る。
「おい!飛ぶなよ!」
「いいじゃない。別に」
「ゆーか!ふいんきは大事よ!」
「……そうね」
「訂正してやれよ!」
雰囲気だ。ふいんきだと変換できないので注意。
「けどルーミアはもう上よ?」
「え?」
気がついたらルーミアはもう見えなかった。
早いな……ちょっと急ぐか。
「はあ。はあ」
「楽冶早いね!」
「おお。さんきゅ」
チルノがいたから早かったともいえる。
暑くならないから走るのには便利だ。
だがダッシュで、階段を登りきった先には、想像もしていなかった展開が待ち受けていた。
そりゃ前回白玉楼でしたから。
ふいんき←何故か変換できない




