その人が望んでこそ
昨日バイト先でナイトを習ったために寝不足の作者です。
さらにその後11時〜20時までバイトだったため書く暇がなく・・・
寝不足+猛ダッシュで書いた文章なので何かおかしいですが、ご了承ください(眠
「楽冶ー。入るよー!」
確認の言葉を言ったが、こちらの言葉は聞かずに入ってくる。
「おう。ルーミア」
「用って何?」
「ああ。それはな」
俺はいきなり本題を話すことにした。
「実はな……」
「うん」
「お前にこれを着けなきゃならない」
そして俺は取り出す。
赤い封印するためのリボンを……
「やっぱり?」
ルーミアの反応は 分かっている といった風だった。
「分かってたのか?」
「だって私、封印されてたんだよ?なら、またいつか封印されるとは思ってたわ」
「そうか……」
だが一つの疑問がある。
それは
「覚悟はできてるのか?」
「……うん」
ルーミアは頷く。
だが目には違う色が見える。
「無理するなって」
「え?」
ルーミアの頭に手を乗せて言ってやる。
無理しなくていいんだって。
「封印されるのに何も思わない訳ないだろ?」
「そんなこと……ない」
「あるな。それに気付かない程鈍感じゃないぞ?」
「いやそれは嘘ね」
おい!今の状況で切り捨てるな!
結構マジメなんだぞ!
「大丈夫だから」
「本当か?」
「本当よ」
断固譲らない気らしい。
まったくこいつは……
「ていっ」
「いたっ!何する……って。えええええ!?」
「何回叩かれれば気が済むんだお前は」
俺はルーミアを叩いた後に……抱きついた。
「ちょっと楽冶!?離れてよ!」
「ルーミアが認めるまで嫌だ」
単なる強攻策です。
他に意味はありません。
「認めるって何を!?」
「自分の気持ちを」
「私の気持ち?」
「そうだ」
「私の……気持ち」
ルーミアは気付いているのだろう。
だが認めたくないだけだ。
「何も思わないのか?」
「…………」
「このまま封印されるんだぞ?」
「……嫌」
やっと……聞けた。
「もっと大きな声で」
「……嫌」
「まだだ」
「嫌」
「もっとだ!」
「嫌!楽冶!私……封印されたくない!」
ルーミアは一回叫ぶと、それから続けて言う。
「まだ色々してみたい!」
「この姿でこの声で!」
「皆と一緒に笑っていたい!」
ルーミアの叫びを聞いて、少しでいいから助けてあげたいと思う。
さっきまで手を差し伸べなかったのは、ルーミアが何も求めなかったからだ。
「じゃあ……試してみるか?」
「……何を?」
「ほんの少ししかできないだろうが、封印を軽くする方法を」
「やってくれるの?」
「ルーミアにその気があれば」
「楽冶……」
「だがさっきも言った通り、俺の力じゃ完全には無理だ。能力があっても元の力が足りない」
「うん……」
「それでもいいなら。俺は全力でやるぞ?」
ルーミアが求めるなら、俺は本気だ。
出来る限りの力を使って封印を軽くしてみせる。
そしてルーミアの答えは
「楽冶……お願い」
「じゃあ着けるぞ」
「うん」
ルーミアにリボンを着けるため手を伸ばす。
そして髪の毛に触るか という所で、手を捕まれた。
「楽冶……」
「何だ?」
「信じてるから」
「ああ」
ルーミアが手を離したので、リボンを着ける。
すると
「スー。スー」
小さくなった、寝ている状態のルーミアが現われる。
だがリボンから手は離さない。
自身の力を込めていく。
「う……おおおおお!」
さすが博麗式の封印。
俺の力では全然緩まっていないように見える。
だが俺の能力を使っていれば緩まらないハズはない。
この封印はルーミアが寝ている間にしか弄れない。
寝ている間に封印の力が働いているからだ。
「くっ!ヤバいな……」
ルーミアの瞼が動きだした。
もうすぐリボンの封印が完了してしまう。
「くそっ!ルーミア!頑張れ!」
もう少し。できるだけ長く。俺の力を流し込む。
封印が軽くなるように。
「ルーミア!!!」
そして
「ううん……」
瞼が開かれた。
何とか書いていきます。
さて楽冶の力はどこまで作用するのでしょうか




