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東方楽々記  作者: COPPE
第三章 帰っても休まる場所がない
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これが我が家…だっけ?

やっと帰れました。

だが・・・おや?家の様子が



超苦手な飛行をしながら我が家を目指す。

もうちょっとだ。もうちょっと飛べば……




「見えた!」




我が家が見えた。

それにより少し気持ちが楽になり安定して飛ぶことができるように。


どんどん近づいていき、はっきりと家が見え……




「なんじゃこりゃ!?」




植物に埋め尽くされた我が家を目の当たりにした。










ギィ……


そんなに痛んでないはずの扉が、音を立てて開く。

まるで幽霊でも出そうな雰囲気だ。さっきまで会ってたけど。



「ただいま~」




何故か誰もいないはずなのに声をだしてしまった。

なんつーか……雰囲気がな。そうさせるんだよ。うん。


窓もカーテンも閉められ、電気が点いていない部屋は暗かった。

えーと電気は……




ガッ!


電気を点けようとした瞬間。暗闇から伸びてきた手が喉を掴む。




「ぐうっ!誰だ!?」




何とか声を出すが相手は答えない。

その手を振り解こうとするものの全く動かなかった。




「ぐっ!?はあ。はあ」




もう意識が飛ぶ!

そう思った瞬間に手が離れたため、急いで息を吸う。




「楽冶あ……」




暗闇から人が現れる。

それは




「今までどこに行ってたのかしら?」




幻想郷一のドS人こと風見幽香だった。












「で。冥界にいたと言う訳ね?」

「はい。そうです」




正座させられた俺は、事の詳細を話していた。

くっ!紫に伝え忘れたことが原因か……




「ゆーか。もう許してあげよー?」




さっき起きてきたチルノがそう言ってくれる。

やさしい子になったな……




「ダメよ。楽冶は厳しくしないと、また同じ事を繰り返すわ」

「ゆーかがそう言うなら……」




そして幽香は相変わらずドSと。

チルノ折れるの早いぜ……仕方ないけど。




「とりあえず……」




幽香から判決が下される。




「今から花の世話をしなさい。何か忘れたりしてたら……分かってるわね?」

「……はい」




怖い。純粋に思った。




「あ!アタイもやる!」




そしてチルノは本当にいい子だった。












「まあ。今まで教えたことは覚えてるようで何よりだわ」

「そすか……」




それから日が沈み、花の世話が難しくなるまで幽香の監視の下、花の世話が行われた。

とりあえず大きな山を越えれて良かった……




「チルノは?」

「あの子なら自分の花の世話を終えたから、夕食作って貰ってるわ」

「大丈夫なのか?」




主に加熱作業が




「大丈夫よ。もう一人いるし」

「え?いたの?誰?」

「ルーミアよ」

「え」




それはもっと危なくないか?

そーなのかー って言いながら料理してそうなんだが。




「でね。そのルーミアなんだけど……」

「どうした?」



何か深刻そうな顔してるぞ……

今度は何やらかした。ルーミアよ。




「いえ。私がやっちゃったんだけど」

「お前かい!いったい何やったんだよ!」

「ルーミアのリボン外しちゃったのよ」

「は?それが?」




そこまで言って何か引っかかる。

確かリボンを外したら何か起こったハズなんだが……なんだっけ?




「そしたら……」

「そしたら?」

「ルーミアが大きくなって……」

「それだっ!」

「知ってたの?」




そうだ!確か封印が解けるとか言ってたな。

そして封印が解けると力が解放されて、体も魔力も大きくなった気がする。


つまり調理も大丈夫……だっけ?……あれ?何か心配だ。何で?




「あら?心配じゃないの?」

「いや、心配なんだが……幽香の言ってるのとは違う気がするんだよなあ」

「?……まあいいわ。知ってたなら分かるでしょうけど。あれは大妖怪クラスよ?」




お前もだろうが……




「大丈夫大丈夫。俺あいつとは仲いいし」

「あら。そうなの」

「逆に心配なのは……とりあえずはあれかなあ」

「何?」

「いや……何でもない。行けば分かる」




そしてもう一回花たちを見渡して家へと戻った。



ほのぼのいきたいですなぁ


ルーミアEXが登場です。

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