誰か女心を教えてくれないか?
妖夢編はこれで終わりかと。
いやもう・・・カラオケ行こ・・・
「すいません楽冶さん!!!」
「まあ……死ななかったからいいけどよ……」
どうも一回死んできた楽冶です。
え?もっと死んでないかって?いやですねえ……三桁は余裕ですよ?
まあそれは置いといて。
「俺以外なら間違いなく魂がここに来てたぞ?」
「うう……あんな綺麗に決まるとは……」
あの妖夢は凄かった。
失敗してたときとは違って速さが……
まったくもって見えなかった。
つまり気がついたら石をまた積んでる状態に……
だけど今回は小町来なくてな。そそくさと戻ってきた。
「何はともあれよかったじゃないか。もう習得できたんだろ?」
「はい。スペルカードにして持ってますから大丈夫です」
「……だからって俺に使うなよ?」
妖夢はクスリと笑って。
「もう一回やってみましょうか?確認のために」
「お前は俺に恨みでもあるのか?」
「はい!もちろんです!」
「おい……」
こんなテンションの妖夢は初めて見たな。
やはり技が習得できたのが嬉しいんだろう。
「じゃあ切りますね!」
「待て待て。切るな」
「?。何でですか?」
「何でじゃない。常識的に考えろ」
どこぞの賢者に言ったら
「幻想郷に常識を求めたらダメよ」
とか言われそうなセリフだな……
「だってもう一回やってみたいんですよ」
「幽々子に見せてやれよ。喜ぶんじゃないのか?」
「楽冶さんに見てほしいんですよ!」
「いや見るて……切る気じゃん」
「一番見えるでしょう?」
「俺被害者だから!痛いの嫌いだから!」
いくら生き返るっていっても
「楽冶さんは生き返るでしょう?」
「今それ考えてたんだが……本当に痛いからな?」
「しょうがないですね……」
いやしょうがなくねえよ。
つーかその「生き返るから」ってやつどこぞの妹と同じだぞ?
そんなに切りたいなら竹林にでも行けばいいのに……
「妖夢~。どうしたの?さっきから大きい声が聞こえるけど……」
「あ。幽々子様!私新しい技ができるようになったんですよ!」
ナイス幽々子!
そして新しい技を見せてもらえ!
「じゃあ~……楽冶で試してみましょっか?」
「なぜ!?」
「そう思ったんですけど痛いのは嫌だそうです」
「そうなの?残念ね……」
何を言ってるんだお前らは……
逆に聞こう。お前らは痛いの好きなのか?
「微妙ね~」
「微妙ですね」
「マジ!?」
ごめん。距離置かせてもらうわ……
「って楽冶さん!嘘に決まってるじゃないですか!」
「さよか……」
本当に距離置こうと思った……
「楽冶さん。今日はありがとうございました」
結局幽々子にまた捕まって帰れず、居間でダラダラしてた俺に妖夢がお礼を言ってくる。
「いや俺はたいしたことしてないからな……」
「いえ……楽冶さんのアドバイスがなかったらできなかったです。あのアドバイスが……」
そんなに言わなくても……
ってあれ?妖夢って結局
「そういえば妖夢は何を思い浮かべたんだ?」
「えっ!?それは……そのう……」
「いや言いにくいなら言わなくていいぞ?」
「いや言いにくいのもありますが……本人の前で……」
「え?俺?」
そうツッコむと
「あ……」
と失言してしまった顔をする妖夢。
「そのですね!楽冶さんに!かわ!かわわわ……」
「川はわ?」
「かわい!可愛いって言われたことを思い出したんですよ!」
「あー」
確かに恥ずかしい出来事だな。
特に妖夢なんかは恥ずかしがりそうだ。
「いやー切られる程恥ずかしかったとは」
「もう!言わないでくださいよ!」
恥ずかしさでか、向こうを向いてしまった。
まあ同じ部屋にいるから……
「妖夢~!」
「ひゃあ!?」
後ろからホールドさせて頂きました。
……食べてないよ?セクハラとか言わないように!
「ななな!何するんですか!」
「よく頑張ったな」
「え……」
「また自分の思う一人前に近づけたんじゃないか?」
「覚えてたんですか?」
幻想郷で生きてきて忘れることなんて殆どないっての。
色々と衝撃的過ぎて。
「また技ができなかったりしたら呼んでくれよ。すぐ行くから」
「え!えーと!その……」
「どうした?」
「その!不束者ですがよろしくお願いします!」
「……結婚?」
チャキン
そんな音が言った瞬間に聞こえた。
「ふふふ……」
「落ち着け!テンパっただけだろ!?聞かなかったことにするから!」
「本当ですか?」
「本当本当!!!」
必死に否定する俺。いくらなんでも妖夢のミスで切られるのは嫌だ。
因みにコレ。マジとも読めます。
「なら……いいです」
と落ち着いた妖夢。
よし……ここは一言褒めておけば……
「妖夢!」
「なんですか?」
「妖夢ならいいお嫁さんになるな!」
「六道剣!一念無量劫!」
女って……分からないなあ……
前回と同じ終わらせ方。
結局恥ずかしがった妖夢によって切られるだけのお話(あ
友達「ゆゆさまはよう!」
作者「え?あー・・・ネタがない」




