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東方楽々記  作者: COPPE
第二章 白玉楼の家計簿支えます
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外伝2 白玉楼の雛祭り②

2話で終わらせるつもりだった・・・


皆の可愛い姿を想像して頂ければ幸いです。




「はあはあ……これで大丈夫だろ……」




永遠亭から着物を借りてきた俺はヘトヘトだった。


妖夢が付いてきてくれると言ってくれたのだが幽々子の

「こういう時女性は待つものよ」

という言葉により俺一人で行くことになった。


いくら能力を使って持つのを楽にしていても飛ぶのが苦手なためこの有様である。


どうしてあのニートから借りてこれたかって?

俺の自由がまた無くなった と言っておこう。




「あら楽冶。お疲れ様~」

「あ。お疲れ様です」

「……お疲れ様」

「お疲れ様。楽冶」

「楽冶お疲れ~」




三者三様の言葉を頂けたので服を差し出す。実際は五人だけど。


皆は服を手に取ると……




「あれ?どうした?」




なんでこっちを見てるんだ?




「「「でていけ~!!!」」」

「おうわ!」




思いっきり蹴りだされた。

もう着替えるんですか。そうですか。















追い出されたので縁側でお茶を飲んでいた。


ズズッ……ふう。和むわー。博麗神社で飲むのもいいが、白玉楼で飲むお茶も格別だな。




「楽冶!」

「ん?」

「どう?どう?」




ゆったりしてると、今日のメンバーでは比較的明るめの性格をしているメルランとリリカが来た。


ちゃんと着こなしてはいるものの……着物で飛び回るのはやめなさい。はだけます。




「どう?……って言われてもな」

「何かないの?似合ってるとか」

「そうよ。折角なんだから何か言って欲しいわ」




ん。そんなもんなのか?




「まあ……似合ってるよ」

「……それだけ?」

「他になにが?」

「もういいわ……楽冶に期待するのがバカだった」




そんなに!?

俺そんなに変なこと言ったの!?




「……おまたせ」

「ど……どうでしょうか?」




続いてやってきたのはルナサと妖夢。

いつも着ている服に合わせてかルナサは黒色で妖夢は深緑の着物を着ている。




「おお……可愛いな」

「…………」

「な!何言ってるんですか!」




いや、感想を言っただけなんだが。

悲しきかなルナサにはそっぽを向かれ、妖夢には怒られてしまった。




「あれ?ルナ姉照れてる?」

「……照れてない」

「絶対照れてるよ~」

「……だから照れてない」




何か三姉妹は色々言い合ってるし。

いやルナサが絡まれてるだけだけど……




「それより!楽冶!」

「ん?」

「何で私たちには言わないの?」

「何を?」

「だからその……可愛いって!」




正直に言おう。

その言葉が出てこなかっただけだ。そんな感じの感想は持ってたけど。




「いやすまん。可愛いって言葉が出てこなかったんだ」

「何でよ……」

「まあ簡潔に言うと……可愛すぎて?」




誤魔化してるだけです。

こう言えば怒られないかなと……




「な!ななな……何言ってるの!?」

「いやだから可愛いって……」

「バカ!楽冶のバカー!」

「ひどっ!!!」



何で褒めたのに罵倒されなきゃならんのだ……泣いていい?




「ルナサ。演奏してくれ……」

「さらに気分沈むんじゃないですか?それ」

「かまわん。もうどうにでもなれ」

「演奏しないわよ。それより」

「……なんだ?」

「……私は?」




はい?




「妹二人は可愛すぎて言葉が出なかったんでしょう?」




一応そういうことにはなってるな。




「私は……可愛いだけ?」

「まあ最初に可愛いって言っちゃったし……」

「……そう」

「まあまあ。可愛いのは本当だから」




と言いつつ頭をなでてやる。




「……バカ」




なぜ……














妖夢は幽々子の手伝いに行かなければならないらしい。


確かにあれを一人は厳しいよな……

頑張っている妖夢に




「ああ。妖夢も可愛いからな?」




って最後に言ってあげたら




「楽冶さんって本当にバカですね……」




って言って走っていった。死のうかな……

ああ。ここ冥界か。




「楽冶~。演奏するよ~!」




落ち込んでいたらリリカに呼ばれた。




「いやだから俺は……」

「楽冶はいるなら演奏参加よ」

「着物取りに行く前に決めたでしょー」

「はあ……」




ルナサも後ろで頷いてるし……やるしかないのか。




「俺の楽器は?」

「さっき一通り持ってきたよ」

「……ありすぎだろ」

「だって楽冶なんでもできるから」

「そだけどさ」




俺は楽器の演奏は得意だ。

なぜなら楽を操る程度の能力を持っているから。

楽器……楽が入ってるから相性がいいのだろう。多分。詳しい事は分からないが。




「じゃあこれでいいや」

「相変わらずてきとーに選ぶわね……」

「いいんだよ。どうせ今回は軽くだろ?俺も久しぶりだし」

「まあそれもそうね」

「あ!あと楽冶!」

「ん?」

「能力あっちに使わないでね!」

「ああ……了解」

「……あれは四人だけの秘密」




はいよ。


俺が返事をして四人での演奏が始まった。


楽冶はバカです(どっちの意味でも)


プリズムリバー三姉妹のストーリーをどうしようか考え中。

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