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東方楽々記  作者: COPPE
第二章 白玉楼の家計簿支えます
37/223

ここはどこ?あなたは霊?

いつの間にか冥界へ


幽々子の変換が大変な罠



いや~。相変わらず空気が薄いなここは……

まあ山より高いから仕方ないか。


ここはどこだって?

決まってるだろう。山より高いここは……冥界だ。


最初に言っておくが死んでないからな?

ちょっと強制的に連れてこられただけだ。

あまりにも急なもんだからチルノを大ちゃんの所に連れて行けず


「とりあえず大ちゃんのところ行ってろ!」


って叫ぶのが精一杯だった。

全く。もう少しこちらの都合を考えて欲しいものである。




「そんなこと言ってもあなた暇でしょう?」

「暇だけどまだ心配な同居人がいるんだよ……」




俺を無理矢理連れてきた張本人……八雲紫。

こいつも中々に自由な奴である。式神の藍に仕事押し付けたりとか。


だが人を巻き込まないで欲しいものだ。




「その同居人も他に預けてきたんでしょう?なら問題ないわ」

「口で言っただけだ。まあ大丈夫と思うが……」




ホント……大丈夫かなあ……













「それで?なんで俺は連れて来られたんだ?」

「幽々子と色々あってね……」

「ごまかすな!ちゃんと話せ!」

「まあまあ……幽々子に会ったたほうが早いわ」




何じゃそりゃ……

まあいいや。紫はこれ以上言っても話してくれないだろうし……


おっ。門が見えてきた。

階段を登ると見えてくるこれまた大きい門。そこには大体彼女がいる。




「久しぶりだな。妖夢」

「あっ!お久しぶりです楽冶さん」




ここは白玉楼。

そして彼女は魂魄妖夢こんぱくようむ

半人半霊で今目の前にいて話しているのが人。そして妖夢の周りでふよふよ浮かんでいるのが霊。


妖夢はここの庭師であり、仕事が終わると稽古をしながらついでに門番もしている。

なんという真面目さだろうか……他のやつに色々と見習わせたいもんだぜ。




「待っていましたよ……幽々子様が」

「妖夢は待ってくれてないのか?」

「い……いえ!そんなことは!」

「冗談だよ冗談」




やはり真面目すぎる。どうしたらいいのだろうか……




「と!とりあえず幽々子様のところへ行きましょう!」




妖夢に案内されて幽々子のところへと向かう。

何でそんなに俺を待ってるんだ?










「こちらです」




妖夢に言われて襖の前で立ち止まる。




「紫。先に入らないか?」

「嫌よ」




即答された。何か危険な香りがするんだよな……




「妖夢……」

「勘弁してください……」




お前も苦労してるんだな……




「はあ……分かった。先に入るよ」




そして襖に手を掛け


パンッ!


思いっきり開けた。




「あれ?幽々子は「楽冶ぁ~!!!」おうふっ!」




いきなり現れた幽々子に飛びつかれたかと思うとそのまま倒された。




「何だいきなり!」

「楽冶!私あなたにお願いがあるのよ!」



こちらの話を聞かずに一方的に言う幽々子。

そんなに焦ってどうした?




「とりあえず離せ!」

「私あなたの料理が食べたいの!」

「離せえええ!って。え?」

「だから私のために料理作って欲しいの!」




はあ……それだけすか?




「別に……いいけど」

「本当!ありがとうね楽冶!」

「苦しい苦しい!作るから離せ!!!」




やっと開放してもらって後ろを見ると紫と妖夢。




「それじゃ頑張って頂戴ね」

「今回私は料理を作れないので……」




紫はスキマに入って消えた。

妖夢は申し訳なさそうに言う。


まあ仕方ないだろ。それに料理作るのは好きだしな。




「それはありがたいんですが……楽冶さん」

「どうした?そんな言いにくそうな顔して?」

「実際言いにくいんですが……言いますね」




なんだ?そんな俺にとって危ない事なのか?




「幽々子様は昨日の晩から今日の昼まで何も食べてません」

「は?」




ということは……つまり




「今、幽々子様のお腹は限界状態です。なので……」




言わなくていい!もう分かったから!




「超スピードで尚且つ今までに無いほどの大量の料理を作らなければいけません」

「いやあああああ!!!!!」






冥界で死ぬんじゃないかと思った瞬間だった。


そろそろまた外伝書くかもです。


みょん語登場ならずw

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