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東方楽々記  作者: COPPE
第一章 紅魔館での奴隷生活……とは言い難い
32/223

奴隷生活終了です

タイトル通り

紅魔館編終了です。


別れを書くのって難しいですねぇ・・・



今日は紅魔館滞在最終日

昨日あんなことがあったものの、割と皆普通だった。


最後なので色々やらせてもらった。

朝食はなんと一人一品違う。掃除も隅々までやったしな。


そうしてレミリアの部屋に呼ばれる。

部屋に入るとメンバー全員がいた。




「なんだ?」

「いや……あなたもう帰ると思ってね」

「おっ?よく分かったな」




実は勝手に帰るつもりだった。

ん?非常識?


いやいや奴隷のが非常識だって……

ただ単に慌てるかなーっと思っただけ。




「一人ずつ話くらいしなさい」

「え?いやまあ構わんけどさ……」




俺から話しかけるのか?

一週間奴隷ありがとう とか言うのか?


人生最大の黒歴史だろうそれは……




「楽冶さん!」

「おおうっ!?」




いきなり美鈴に声を掛けられて驚く。




「あの……一週間ありがとうございました」

「いや。一応奴隷だったけど……」

「それは気にしないでください。えっとですね……リボン大切にしますから!プレゼントとか貰ったの初めてで。その……恥ずかしかったですけど。とっ!とにかく!ありがとうございました!」




美鈴は目を赤くして一気にまくし立てた。

そんな風に思っててくれたとは……

俺も泣いてしまいそうだな……




「あ。あと名前で呼んでくれてありがとうございます!」

「最後にそれかい!」




涙なんて無かったぜ……




「楽冶……」




次はパチュリー




「本の整理。感謝するわ。あと魔理沙の件も」

「いやいや気にするな」

「最後に雪崩起こしたのは許さないけど」

「いやいや気にするな」

「気にするわよ!」




いやいや。気にしなくて大丈夫だぞ?




「まあいいわ。あと机ありがとう」

「まあ柱折ったからな……」




あの雪崩のやつ。ちゃんと新しいの準備しましたよ?

捕まった後強制的に。




「楽冶さん昨日は楽しかったです」

「最後以外な……」

「いえ。私にとっては最後も楽しい思い出ですよ」




楽しそうに言うこあ




「また今度悪戯しましょう!」

「それはまかせろ!」

「「「するなっ!」」」




全員にツッコまれたが気にしない。

だって楽しいんだもの。




「楽冶。一週間手伝ってくれて助かったわ」

「メイド長に褒められるとは……」

「あなたの家事スキルは中々のものよ?私が保証するわ」




そんなに!?

一人暮らしって強いな……




「昨日の件は許さないわよ?」

「咲夜……昨日より小さくね?」

「ふふ。本当に死にたいのかしら?」




そんなこと思ってないですよ!?

てか怒るなよ!冗談で言っただけなのに本当と思われるぞ!




「お兄様……帰っちゃうの?」

「ああ。ごめんなフラン」

「……大丈夫だよ!フランは強いから」



頼もしい限りだ。

昔は帰ろうとするとあんなに寂しそうだったのにな。




「けど……また遊んでくれる?」

「ああ。今度暇なときは遊びにくるわ」

「本当?約束できる?」

「約束だ」

「やったあ!」




フランの笑顔を見れてよかった。

まだまだ不安なところがあるけど安心できそうだ……




「楽冶……」

「どうしたレミリア?」

「本当に帰ってしまうのね……」

「約束だろう?」




レミリアが一番寂しそうな顔をしている。

おいおい……




「また……来るのよね?」

「今言ったろ?」

「そう……ならいいわ」




全然よさそうじゃないだろ……

そう思った俺は手を伸ばす。


なでなで




「……」

「主がそんな顔しててどうする。威厳をもてよ」

「う~」

「う~☆。じゃない。大体また来ると言ってるだろ?安心しろって」

「だ!誰が安心するのよ!あと☆は付いてないでしょ!」




あれ?付いてなかったか?




「はあ……もう大丈夫よ」

「おっ?なでなで効果か?」

「う!うるさいわね!気持ちいいんだからしょうがないでしょ!」




初めて言われたわ!

そうか。気持ちいいのか……






「帰っていいか?」

「ええ。好きにしな「だめー!」……」




フランに止められた。




「最後に私の頭もなでてー!お姉様だけズルいよ!」

「はあ。まあいいけど」




なでなで




「えへへ。お兄様の手大きくて暖かい」




そんなに大きい手じゃないんだが……


え?そういう意味じゃない?

じゃあどういう意味だ?


フランの頭をなで終わると




「次は私です!」

「は?」

「その次は私で」

「ええー」




結局美鈴とこあの頭もなでた。


そうしてやっと解放される(なでなでから)

皆で門へと向かう途中。




「ラクヤー。帰るのー?」

「帰っちゃやだよう」

「なでなでしてー。なでなでー」




妖精メイドたちが集まってきた。

それに対応しながらも門へ進む。




「ここで今日はお別れだ」

「そうね。寂しくなるわ」

「だからまた来るって言ってるだろ?」

「そういって前もここから出て行ったわよ?」

「ぐっ……」




覚えてたのか……

今言われて思い出したぞ?




「まあ今度は大丈夫だって」

「信用しとくわ。気をつけて帰りなさい」

「おうよ」




そうして外へ一歩踏み出す。




「じゃあな。奴隷生活も悪くなかったよ」

「また奴隷になる?」

「冗談。普通に来させてもらうよ」

「ふふ。待ってるわ」




レミリアにも完全に余裕が戻ったみたいだ。

これなら安心して言えるな




「それじゃあまたな!次会う時もよろしく!」

「ええ。また」

「またね!お兄様!」

「家事手伝いに来てくれると嬉しいわね」

「お疲れ様でした!また今度!」

「偶には図書館にも来なさいよ」

「こああ!片付け手伝ってくださいよ!」





皆がそれぞれ別れの言葉を口にする。






その言葉を胸にしまい俺は歩みを進めだした。


さてさて次は何にしようか・・・


いや案はあるんだが・・・時間がありません!


それでも頑張って書いていきます。

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