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東方楽々記  作者: COPPE
第一章 紅魔館での奴隷生活……とは言い難い
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外伝1 紅魔館のバレンタイン②

ふう。何とか2月中に投稿できた・・・


こあのセリフがw


お気に入り登録100件突破!

優しい方が多いです。

ありがとうございます!




フラフラ廊下を歩いていると思い出す。

そういえば暇なら図書館の整理に呼ばれてたなーっと。


という訳で図書館に




「あ。来てくれたんですね」

「やること無くてなー」




こあに声を掛けて本整理を始める。










「ふう。今日はこんなもんか……」

「そうですね。ありがとうございます」




結構な量片付けたなー。


つーか何でこんなに溜まるの?

パチュリーって実はバカなの?あんなインテリっぽいのに……



「誰がバカよ」

「おお。バカじゃないか」

「(スッ)弾幕ごっこしたいのかしら?」

「すいません!ホントすいません!」




くっ!やはりパチュリーにこのノリはキツいか……




「まあいいわ。それよりも……はい」

「……お前も?」

「世話にはなってるし……あと魔理沙予防で」

「餌付けかい!」




そんな理由で渡すものだったっけ?チョコって……




「理由があればなんでもいいのよ」

「そうか……」




絶対これビターだな……



「カカオ98%に決まってるじゃない」

「新手の苛め!?」

「カカオそのものじゃないだけマシと思いなさい」

「お前何気に酷いな!」



どんなやつでも、これで餌付けは無理だろ……




「あと……これも」

「二個目?」

「ええ。これは「こああああ!!!パチュリー様何してるんですか!!!」……」

「何ってあなた渡す気無いんでしょ?」

「は!恥ずかしいだけです!」

「……それを言うほうが恥ずかしくないか?」

「それは!その……こあぁぁぁ~」




こあはチョコを奪った後真っ赤になって崩れ落ちた。

……ぶっちゃけ超かわいい




「小悪魔。ちゃんと渡しなさいよ?」

「ちょっと!?パチュリー様!」




パチュリーは言うだけ言って読書に戻っていった。

こあもそんなに恥ずかしがらなくてもいいだろうに……俺に渡すだけなんだから。

あれ?何か自分で言ってて悲しい……




「こあー?」

「こあっ!?」




同じ言葉で返すな!

何か続けづらいだろうが!




「それは……?」

「こあっ!えーと……あの!」

「…………」

「あのあのあの!あげますから!」

「ああ……サンキュ(ポフッ)」

「こああぁぁぁ~!!!」




ピュ~!

っていう何かでよくありそうな音をたてて、こあは走っていった。


だからそんなに恥ずかしがらなくても……

……頭なでたかったな。













咲夜に「お嬢様が呼んでたわよ」と言われて部屋へ。

相変わらずでかい扉だこと……つかレミリアも寝てないのかよ。


色々なことを思いながらもノックせずに入る。




「だからノックしなさいよ」

「気にするな。で?どした?」




長引かせると俺が悪いので立場が危うくなる。

皆はちゃんとノックしような!




「ええと……それ!持って行きなさい!」

「それ?」

「テーブルの上に乗ってるそれよ!」


見るとテーブルの上に赤い箱がある。

赤好きだなー。ん?赤?紅?どっちでもいいや。




「チョコ?」

「う!うるさいわね!あげるんだから何でもいいでしょ!」




む。何か……癪にさわるな。




「皆は手渡ししてくれたけどなー」

「ええ!?皆!?」

「ああ。紅魔館の皆。主さんは手渡ししてくれないのか?」

「くうぅぅぅ~」




レミリアが頭を抱えて下を向く。

うむうむ。後一押しだな。




「レミリア~?」

「…………」

「ちゃんと渡してくれないと 受け取れない ぞ?ー」

「……わ、分かったわよ!」




レミリアは立ち上がるとテーブルまで歩いていきチョコを手に取る。

そして前で立ち止まり




「……これ……あげるわ」

「相手の顔を見なさい」

「……」

「見ながら言いなさい」

「だから……あげるわ……」

「人と話すときは目を合わせながらと習わなかったのでしょうか?」

「分かったわよ!もう!これあげるから!早く受け取ってちょうだい!!!」




しっかりと目を合わせて言ってくるレミリア。

顔真っ赤で涙目で……


咲夜が鼻血出すのも分かる気がする。




「これでいいでしょう!」

「ああ。サンキュー」

「あなたは何でそんなに軽いのよ!」

「受け取る側だから」

「何そのよく分からない理由!?」




レミリアが何かまだ発狂してる。

もう渡し終えたから大丈夫だと思ったのに……

しょうがない……


なでなでタイムだ!!!













レミリアが落ち着いたので寝かせた後は特に何も無かった。

しいて言うと妖精メイドが何匹かチョコくれたな。チ○ル的なやつ。


咲夜にレミリアが頑張って作ったのを聞いたときは驚いたが……

ただキッチンが爆発しかけたらしい。何をしたらそうなるんだ?




寝る前に今日貰ったチョコを見てみる。

いやー。こんなに貰えるとは思ってなかったよ……というかバレンタインなんて忘れ


てたし。


本命?いやいやないでしょ。

一ヵ月後にお返しいるんだよな……

それが大変だぜ……


まあいいか。さっさと寝よう。













次の日起きてみると、咲夜の計らいにより、なぜか朝食がチョコレートフォンデュだっ


た。

なぜだ?


「「「誰か(さん)が鈍感だからよ(ですよ)!!!」」」


誰のことやら……













もちろん昼、夜もチョコで皆胸焼けした。

何だってんだ……


楽冶変われこのやろー!!!


すいません。取り乱しました。


初外伝終了です。

次で紅魔館編終了となります。

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