名コンビ誕生?
今回は恐ろしく短い文になりました。
申し訳ない(キリッ
5万PV達成しました!
読者の皆様に感謝!
こあの仕事を休みにしても俺の仕事は休みにならない。
朝食の支度片付け。掃除。
それらを終わらせてから、こあの所に行かなければいけない。
俺……紅魔館来てから超多忙じゃね?
自分で本当に人間なのか疑いたくなるよ……
そんなこんなでこあの部屋。
「こあ~来た「遅いですよ!」……」
実際は滅茶苦茶急いで終わらせて来たのだが、待たせたのは事実なので謝るしかない。
「いやあ悪いね!」
「絶対思ってないでしょう!」
テンション高めで言っただけだ。
本心では思ってないとか思ってなくもなくもない。
「まあまあ。本当のことは本人にしか分からないんだから」
「便利ですねそれ……」
「……それより何したいんだ?」
この(……)は 「悪魔ですから」よりはマシだろう と思ったからだがスルーの方向で。
「そうですね……じゃあ魔方陣でも書いて遊びましょうか」
「何か怖いぞ?大丈夫かそれは……」
「別にこっそり契約しようとか思ってないですよ?」
「いい性格してるなお前……」
「悪魔ですから」
もういいわ!さっき思ったわ!
つか絶対悪魔は性格悪いだろ!
「じゃあ何しましょうかねー」
「何も考えてなかったんかい」
「こういうのは、ぶっつけ本番で考えるのがいいんですよ」
「何か言葉おかしくないか?」
「いいんですよ。伝われば。それより楽しいことの方がいいですよね」
「そりゃそうだが。うーん……」
二人して考える
遊び遊び。うーん何かいい案は……?
魔方陣は怖いからな……本当に契約する気はないだろうが……
けど魔法は中々面白そうだが……そうだ!
「「魔法で遊ぼう!(遊びましょう!)」」
同時に声を上げた。
「準備オーケーか?」
「はい。問題ないです」
二人から少し離れた距離にはパチュリーがいる。
相変わらず本に没頭していて、こちらの気配には気付いてないようだ。
先ほど探し当てた「誰でもできる!簡単魔法」という本を見ながらミッション開始。
パチュリーの前にある本を浮かせて移動させる。
「気付かないな……」
「まあそうでしょうね……」
仕方ないので軽く本で体当たり。
「×××!」
声は聞き取れないが何か言っている様子。
どうせ「むきゅっ!?」だろ。と思いながら、本のページを捲ったりするとパチュリーが近づいてくる。
手に取ろうとした瞬間にスルリ逃げる。
パッ。スルリ。
パッ。スルリ。
ギリギリのタイミングで逃げる本にイラついているのか、パチュリーは目の前の危険に気付いていない。そう。自身が読んでこあに任せっぱなしにしている、昨日の整理のノルマにはなっていなかった本軍団である。
追いかけている内に、パチュリーの読破した本が山積みになっているテーブルへと誘導を成功させる。
パチュリーがテーブルにたどり着いた所でこあが魔法発動!
メキッ
柱の折れる音が聞こえたかと思うと本は雪崩となってパチュリーを下敷きに(パッと見で百冊以上)
「アハハハハッ!こんなに上手くいくとは思わなかった!」
「クスクス……ホントですね!あれに懲りて少しは本片付けてくれませんかねー」
「むきゅー!むきゅー!」
思わず笑ってしまうとパチュリーがこっちを向いてむきゅむきゅ言っている。
「主人を助けなくていいのか?」
「いいですよ。あれくらいなら抜け出せますよ」
「じゃ。いいか」
こあの許可も取ったので、パチュリーはスルーすることにする。
「じゃあこあ次行くか!」
「ええ!行きましょう!」
ここに自由人と悪魔のコンビが誕生した。
自由人と悪魔・・・
嫌だなこのコンビw
パチュリーは何とか無事なようです。
次から遊び回りますよー




