表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方楽々記  作者: COPPE
第一章 紅魔館での奴隷生活……とは言い難い
23/223

あなたは誰がお好き?

土日バイト8時間わっふいわっふい。


話がちょこっとだけ飛んじゃいます。


「楽冶。今日だけは奴隷じゃなくていいわ」




朝起きてレミリアに挨拶したらいきなり言われた。

何なんだ?




「あなたもう少しで帰るでしょう。だから今日はいいわ」

「ああ……そういやもう五日目だな」




そういえばそうだった。

もうすぐで帰るんだなあ……


そこ!いきなり話飛んだとか言わない!




「だからゆっくり過ごしてもらってかまわないわ。それと……」




ん?いきなり歯切れが悪くなったな。

なんだ?




「えーと……」

「何だ?レミリアらしくないぞ?」

「う!うるさいわね!」




そんなこと言われても……

らしくなかったんだもの。




「なんというか……誰を誘っても構わないわよ?」

「どういう意味だ……」




よく分からないことを言われた。


うーん……考えるのめんどうだな。




「寝るわ。おやす「待ちなさい」なんだ……」

「なんで寝るのよ」

「めんどくさかった」

「誰か誘いなさい」




何にだ。




「何かによ」

「はあ……」




うん。溜息をつかれる意味が分からない。

何をどうすればいいんだ?


とりあえず誰かを誘えばいいのか?




「じゃあレミリア」

「何よ」

「一緒に寝るか」

「……は?」




は?って何だ?

誘えってそういういことじゃないのか?


うーん。日本語って難しいな……



「ななな!何言ってるのよ!!!」

「いやだから誘えって」

「そういう意味じゃないわよ!」

「なんだ?嫌なのか?」

「嫌ってわけじゃ……その……う~」




う~。可愛いな……




「じゃあ……その……」

「ん?」

「よろし「ダメだよ!((です!))きゃあ!?」




いきなりフランと美鈴とこあが乱入してきた。


いいのか?主の会話切ったりして。




「お兄様は私と寝るんだよ!」

「楽冶さんは私とお昼寝するんです!」

「いいえ。私と添い寝です」




おい美鈴。仕事。

あとこあのは何か怖いぞ? 添い寝 という単語に不穏な気配を感じる。




「悪魔ですから」




そうか……




「あなた達!いきなり何よ!」

「お姉様だけ一緒に寝るとかズルイもん!」

「いやそれは……楽冶が……」

「ほぼ強制じゃないですか」

「そんなことないわよ!」

「あれは楽冶さんの性格を把握した行動ですね。ああ言えば楽冶さんは目の前にいるレミリア様を誘うという……」

「くっ!」




レミリアが三人に追い詰められている。


何か面白いので放置。




「ねえ楽冶!あなた私がよくて誘ったのよね!」




放置できなかった。




「え?あれは目の前にレミリアがいたからだが」

「楽冶あぁぁ!」




何だその「空気読んで!」みたいなのは。


俺が読むはず無いだろうに……というか本当のことだし



「という訳だよ!お姉様!」

「そ、それでも楽冶が私を選んだ事に変わりはないわ!」



まあ確かに。何でそんなにムキになっているのかは知らないが。

そんなに重要な話なのか?これって。



「ダメです。私は強制なんて認めませんよ?」

「ふ。門番の癖に言うじゃない。解任してもいいのよ?」

「そうしたら私は自由の身です。楽冶さんの家の門番にでもなりますよ」

「……このまま門番を続けなさい」



ごめんな美鈴……俺の家は門番募集してないから。

勝手に話を進めて完結させるのはやめてくれないか?



「やはりここはもう一回楽冶さんに聞くべきです!」

「……そうね。小悪魔の言う通りだわ」

「ちっ……ここで否定すれば奪ったんですが」

「……今舌打ちしなかった?

「してないですよ?」



こあ。俺には聞こえたぞ?言わないでおいてやるけど……




「で?」

「誰がいいんですか?」




どうなるのか決まるのを色々考えながら見ていたところ、結局俺にすべてを委ねるらしい。


どうしてそうなった。いや、こあの案だけども。




「正直誰でもいいんだが」

「ダメです」

「え~」




誰でもいいはダメらしい。

すべてを委ねるって言われたのに……



レミリア……カリスマブレークしそう。

フラン……右手をグーパーさせてるな。

美鈴……リボンを見せ付けないでくれ。恥ずかしい。

こあ……秘書の仕事は?



「勿論サボりです」

「心読むな!」

「悪魔ですから」




もう何も言うまい。

さてどうしようかな……




 レミリア

 フラン

 美鈴

 こあ

→逃げる(責任は負いません)




おお。いいのがあるじゃないか!


これだな




「逃げる!」

「あっ!!!楽冶さんが逃げました!」




気づかれたときには扉をでていた。

そして咲夜から拝借したマスターキーで施錠完了。


さて










久しぶりにはしゃげそうだ。


あれ?こあがいる・・・

うーむ。なぜだ?


毎日フランと寝てます(キリッ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ