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東方楽々記  作者: COPPE
第八章 妖怪の山を登ってみた
218/223

意識的に撒くのはやめましょう

大変長らくお待たせしたのに短いです。繋ぎ話です。仕事しろ私。


自分自身どんな話書いてたか覚えてなかったので、読み直しましたが誤字はあるわ表現はおかしいわ……そのままにしてますけど。


久しぶりの投稿なので(元々)文章がおかしかったり、読みづらかったり矛盾点があるかもしれません。これから先も気付かれた方はよろしくお願いします。



それでは約2年振りで読了時間2.3分の文章をどうぞ(ごめんなさい)

雛からの命令は一緒に山菜採りをすることだった。

そんな簡単なことでいいのか聞いたところ



「楽冶がカゴを背負ってくれるからいいのよ」



ということらしい。どう考えても人間の俺より雛が背負った方が力があるし楽なのだが、ここは男として女性に重いものを持たせるわけにはいかないだろう。知り合いの女性の殆どが俺より力持ちだとしてもな。

山菜採りなんて家に住んでいた時にもやっていたし、別に嫌なわけではないので特に反論せずに承諾する。

……罰だとしても皆これぐらいの内容にしてくれればいいのに。



「それは無理だと思うわ」

「ですよね」



思ってはみたものの、考える間もなく無理なことだった。そりゃもう俺自身が嫌というほど体験しているからな!拳で死にかけたり弾幕で死にかけたり……あれ?視界がぼやけてるよ。なんでかな?



「楽冶……先にお風呂に入ってきなさい。のんびり入っていいから」

「いやでも俺が先に入るわけには……」

「何か不憫に思えてきたのよ。いいから先に入りなさい」

「すまん。今回だけはその言葉に甘えさせてもらう。ううっ……」

「ちょっと!泣かないの!」



(幻想郷では非常に珍しい)気遣いを感じた俺は、今度は雛の言葉に泣きそうになってしまった。

よし。本当に泣く前に風呂に入らせてもらおう。






























いやーいい湯だな。さすが河童印のお風呂。

月以外だと温度調節機能が付いてるとこは少ないからな。長時間入っても温度が下がらないからのんびり入れるし、疲れも取れるし新しく家できたら俺も欲しいな……



「楽冶ー。着替えとタオルここに置いておくからね」

「おお。悪いな」



ガラガラと音を立てて、雛が脱衣所に入ってくる。何かと思えば後のことを考えず入った俺の為に、着替えとタオルを持ってきてくれたらしい。

まるで仕事から帰ってきてすぐ風呂に入った夫に対する優しい妻の行動だな。結婚生活最初だけっていう。



「なー雛」

「何?」

「新婚さんみたいだな」



という訳で二回目だけど言ってみた。さっきは胸倉掴まれたけど、今回は風呂中だから無理だろうしな。はっはっは「ガァンッ!」ひいっ!



「楽冶」

「……何でございましょう?」

「今度言ったらあんたの新しい家の周りに厄を大量に撒いてあげるわ」

「建てる前からやめて!?」



俺に効かないからってそんなことしないで!新築なのにシロアリでたらどうすんの!?

いくら萃香だといっても連日で建ててくれないぞ?



「あ。そうすれば楽冶の家に誰も行かなくなるじゃない!いい考えだわ!」

「人の話を聞け!あと風呂からあがるから出ろ!」



何がいい考えなんだよ!いいか?人との繋がりは大切なんだぞ。そんな簡単に絶ってはいけないものなんだ。繋がりがあるから遊び合うことができるし、助け合うことができるし、愛し合うことができるんだ。

俺がフラフラと色んなとこを周っているのはそういう意味もあるんだぞ!



「ふふふ~」

「聞け!出ろ!!!」

「きゃっ!」



扉の向こうでくるくる回ってる雛に対して今度は俺が扉を叩いてやる。我に返った雛はやっとでていったようだ……やれやれ。



「何で愛し合うのが入ってるのに……はぁ」






























次の日。え?次の日だぞ。昨日の夜?ああ……風呂あがった後すぐに床で寝てしまってな。特に何もなかった。風呂から上がってきたであろう雛から蹴られた以外は特に何もなかったぞ。うん。

……なぜ蹴られたし。

それはもう忘れるとして、今日もいい天気だ。絶好の山菜採り日和である。さて雛の為に朝食を作って……ん?



「あら?さすが起きるの早いわね。おはよう」

「おはよう。って雛早っ!」

「あなたはお客さんだって言ったでしょ?はい。トースト」



雛が河童印のトースターから、上半分が飛び出ている食パンを持ってくる。それとバターとジャムと、ああ。秋姉妹のとこじゃ思い出さなかったが雛も紅茶だったな。それぐらい淹れさせてもらいたかったが……



「どっち?」

「ん?」

「バターとジャム」

「……バターで」



はい。と食パンにバターを塗って渡してくれる……新婚か!三回目は言わないけど。

しかしあのジャムはいちごジャムか?久しぶりに果物関係を食べてもよかったかもしれないな。まあ、もうバター付きを貰ったので勿論こっちを食べるが……



「今日の予定は?」

「山菜採りって言ったじゃない」

「……それ以外は?」

「うーん。今のところ特にないわね」



朝食を食べながら今日の予定を話す。その他にも掃除でもやろうかと聞いてみたが、今日は結構疲れるだろうからいいとのこと。いったい何を採らせる気だ?

そうこうしている間に俺の食べていた食パンがなくなる。うーん。やっぱり一枚だと少し足りないんだよな……

そう思いながら紅茶を飲んでいると、またもやトースターからチンッという小気味よい音が聞こえてきた。それと同時に雛が立ち上がり一枚トーストを持ってくる。いや一枚じゃなくて半分だけ。それにジャムを塗って渡してくれた。



「ほら一枚と半分が丁度いいんでしょ?」

「覚えててくれたんだな」

「べ、別に……今日は思い出しただけよ。覚えてたわけじゃないわ」



恥ずかしいのかプイッと横を向いた雛からトーストを受け取る。それにしても俺がちょっと欲しいと思ってたジャムを塗ってくれるなんて……ちょっと俺のこと分かられすぎて怖い。



「それが朝食作ってくれた相手に言う言葉?」

「ありがとうございます。いただきます」

「よろしい」



いや言ってないんだけど何で……いつものことだしいいか。

雛の作ってくれたトーストを食べ終わり、新しく淹れられた(また雛に淹れられてしまった)紅茶を飲む。さっきと違いお腹の物足りなさがないせいか、何も考えることなく無心で飲むことができた。ふう……落ち着くな。今日はもうこのままのんびり過ごしたい気分だぜ。

そんなことを思っていると俺の使っていた皿がぱっと取られる。



「あ。片付けぐらい俺がやるぞ」

「いいのよ。楽冶はこの後お楽しみがあるでしょ?」



だからいったい何を採りに行く気なんだよ……


どう考えても昔のほうが文章力あったと思われます。また書いていくうちに戻っていくと思うので、暫しお待ちください。


これからも東方楽々記をよろしくお願いします。


今さら!?となりそうなので、貯金されていた感想は2016年~のみ返信させて頂きます。ご了承ください。


P.S つい先日まさかまさかの400万PV達成していました。びっくりです。ありがとうございます。

活動報告もよければどうぞ。

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