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東方楽々記  作者: COPPE
幻想郷ってこんなとこ
2/223

暇なんですが…

とりあえず1話まで投稿

いきなり⑨



「……暇だな」



おっとまた呟いてしまった。

俺は今、霧の湖で釣りをしていたりする。理由は簡単。今日の夕飯確保の為である。




「ちょっと楽冶!全然釣れないじゃない!」



まあ釣りをしていてもあまり釣れなければ暇であるから、先ほどのセリフは仕方ないのだ。

さらにこのように不満の声を上げる者もでてくる。




「聞いてるの楽冶!あんたが楽しいっていうから一緒にやってるのに!」




さっきから不満の声を上げているのはチルノ。この湖が縄張りの氷の妖精である。




「まあまあチルノ。そんなに声を出してたら魚が逃げてしまうだろ?」

「そんなこといっても、もう一時間以上釣れてないじゃない!」




そうなのだ。釣りはじめに数匹かかって、それ以来あたりさえなくなった。

まあ釣れたとしてもこの湖では、本当に食べれるのか分からない魚が釣れたりするので、その魚が食べれるかは不明なのだが……

しょうがない。今日はこのくらいにしておこうか……




「そうだな。じゃあ今日はこのくらいでやめるか。夕飯分くらいはあるし。チルノ手伝ってくれてありがとな」




因みに今日は三匹釣れたがその内二匹はチルノが釣ったのだ。感謝である。




「あたいにかかればこのくらい朝飯前よ!」

「いや夕飯前だが」

「あたいにかかれば夕飯前ね!」






またチルノに間違えた単語を覚えさせてしまった。まあ誰も困らないしいいか。

訂正するかわりに頭をなでてやる。なでなで




「えへへ~」




氷の妖精であるチルノは少し冷たいが、なでられるのが好きなようなのでたまになでてやっている。

基本的に撫でる理由は「暇だから」であるが。




「今度なにか里でお土産買ってきてやるからな」

「あたい甘いのがいい!なんだったけあの……こんぺえとぉ?ってやつ!」

「金平糖か。分かった今度遊びに来るときにちゃんと持ってくるよ……多分」

「今多分っていったよね!?楽冶今、多分って!!!」

「いってないよー……多分」

「いった!絶対いった!」

「大丈夫だって……約束はちゃんと守るから」




俺はてきとーだが約束はしっかりと守る人だ。そこは破ったら人間として駄目だろう。勿論人間じゃなければいいって訳でもない。




「じゃあ俺は帰るな。そろそろ暗くなっちまうし」

「……そうだね。楽冶は人間だから夜道は危ないし」

「おお……チルノは物分かりがいいな!もう一回なでなでしてやる!!」




チルノの頭をなでて帰宅することにする。今度のチルノは「あうう~」とかいってたが三回に一度はそんな感じなのでそのままなで続けてやった。

まあ金平糖持っていけば怒られないだろ。

頭の中に 金平糖 とメモしておき、少し早足で湖から自宅に向かった。




























無事に暗くなる前に帰宅することができたので少し花壇のほうを見てみることにする。


俺の家は里から少しだけ竹林のほうにでたところにある。なぜそんなところにあるのか?「おもしろいから」と思ったからだ。

さすがに家と畑の周りに博麗神社に頼んだ結界を張ってある。え?あの面倒くさがり屋な巫女がなぜ張ってくれたかって?それは簡単。




「霊夢~。結界張ってくれよ」

「なんであんたの頼みで張らないといけないのよ……」

「来るたびにお賽せ「さああんたの家に行くわよ!」




ってな感じである。だがしかし値段は言ってないので五円くらいしかいれてなかったりする。たまに十円。


それでもお賽銭いれれば霊夢は喜ぶのでしっかりお賽銭は入れる。あの笑顔は役得である。今度百円くらい入れることにしよう。



ってな訳で我が家の結界付き花壇を見てみる……まあ。基本的に毎日手入れしているので問題はない。


その横に少しだけ育てられている食糧は秋姉妹にまかせよう。育たなかったら飯集りに行こう。芋を持っていけば何かくれるだろ。うん。




「今日も花の手入れもしないとな……怖いお姉さんに怒られる」




ついつい口にだしてしまったが本当に怖いのである。あれは殺人鬼のような目をしているからな。




「ん?鬼なら幻想郷にいるがあんな目はしてないな……」

「あら?あんな目ってどんな目かしら?」

「それはもちろん何人も殺してそうな人の目ですよ」

「へぇ……そんな妖怪もいるのね。幻想郷って怖いわね」




ここは振り向いたら負けである。できるだけ普通に




「そ、そうですねー。あんな目をした妖怪は、あ、あんまりいないと思いますよー?」

「いきなりどもってどうしたのかしら?あとちゃんとこっちを向いてくれない?」

「いえいえちょっと緊張してましてねー。気にしなくて大丈夫ですよー」

「そう?なら気にしないけど。それでできればなんだけどその妖怪の名前教えて頂けるかしら?」



肩に手がかかる。そして無理矢理そちらを向かされ……





「ねえ楽冶♪」




ここでいったら死ぬ!だがしかし!逝ったほうが面白い気もする!

さあどっちだ!どっちを選ぶ!誤魔化して生き延びるか正直にいって寿命を大幅に縮めるか!


ここで読者の皆様に聞きたい!あなたならどちらを選ぶ!?

だが俺はてきとーな人間だ!読者の皆様に聞いておいての面白い方を・・・・・・



























「風見幽香さ「ふふっ……」



いう前に最後に見えたのは黄色い光線だった


少しずつ投稿していくのでよろしくお願いします。

感想、批判全然まってます!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白い。…しか言えないくらい面白い。 いえーい! [気になる点] とくになし [一言] 何故少年が(主人公)幻想入りしてしまったのかが、疑問ですね。もっと読みます!
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