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東方楽々記  作者: COPPE
第八章 妖怪の山を登ってみた
195/223

最初からみすちー

ネタがなかったからみすちー過去話作ってみた。

なんというか、1週間かかって繋ぎ程度ですが許してくだせえ……


というか今週も研修なんだね。シラナカッタヨー


あ。別に1週間経つのを待って投稿してるわけじゃないからね!最近平日は20分くらいしかパソコンできてないから!




結局のところ博麗霊夢と霧雨魔理沙。伊吹萃香は一文も払うことなく去っていった。射命丸文もヤツメウナギ代だけで酒代は払ってなく、真面目に払っていったのは妹紅さんだけだ。まあ妹紅さんに私が払ったのだけれど。今日は楽冶にいわゆる「あーん」というものをやって赤くなっていたので、妹紅さんはあまり食べていなかった。なんて羨まじゃなかった。ええと、つまり炭代を考えれば、私が代金を払うことになるのである。



「というわけで」

「……分かってるよ」

「ツケは楽冶が払うらしいから」

「分かってるって言ってるだろ!言うなよ!」



はあ。本当にお人好しなんだから。嫌だって言えばあの三人にちゃんとツケておくのに……

二人で話しながらも店の片付けを進めていく。今日のお客はあの五人から増えることがなかったので、すんなりと閉店することができた。まあ……妖怪退治のエキスパートに鬼に天狗。ここいらでは結構有名な蓬莱人の妹紅さんがいれば、知り合いでなければ絶対に訪れたくないというのは分からなくもないけれど。

楽冶は何回か片付けも手伝ってくれたことがあるので、テキパキと作業を進めていく。相変わらず容量がいいというか……

はああ〜……そういうのも楽冶がモテる原因なんだろうなあ。本人は気付いていないようだけど。だからってちょっと競争率高すぎると思うわ。















私と楽冶が初めて出会ったのは……そうそう。チルノと仲直りをした少し後だったかな。確かその時はチルノが連れてきたんだっけ。



「あ!リグルー!みすちー!大ちゃーん!」

「チルノちゃーん!こっちだよー!」



チルノが私たちを見つけて駆け寄ってくる。その隣には初めてみる人間がいた。大ちゃんとリグルも不思議に思ったようで、不思議そうな顔をしている。だけどしているだけなので、私が聞くことにした。



「チルノ。その人誰よ」

「この人は……楽冶っていうの!」

「あー……もう少しマシな紹介はないものか。まあ楽冶だ」

「それで?どうしたの?」

「実はね!楽冶は前にアタイを助けてくれたんだ!で。今日ここにくる途中に偶然会ったから連れてきたのよ!」

「へえ。そうなんだ」



頷きながらもチラリと見ておく。まあ少々クセのありそうな感じだけど、ただの人間みたいね。それなら問題ないかな。

そう完結したので、一応自己紹介しておくことにした。



「ミスティ「楽冶!みすちーだよ!」えっ……」

「みすちーか。よろしくみすちー」

「あ、う……うん。あの、私の名前はミスティア・ローレライだから」

「長いな。まあ了解。みすちー」



何となく「違うよ!私はミスティア・ローレライだよ!」と強く言うのは恥ずかしかったので小さく言ったのだが、そのせいで楽冶には みすちー と呼ばれることが決定したようだ。初対面でいきなり愛称で呼ばれるって……


私が少し考えている間に、リグルと大ちゃんも自己紹介を済ませていた……ちゃんと自己紹介してる。羨ましい……



「あれ?ルーミアは?」

「また寝てるんじゃないかな?家に行ってみよう?」

「え。ルーミアと知り合いなのか?」



楽冶の言葉にチルノ以外の三人(全員人じゃないけど)は、また同じような顔をする。何でルーミアのことを知っているのかっていう。だけどその疑問はチルノが聞いてくれたので、すぐに理解することができた。



「楽冶。ルーミア知ってるの?」

「知ってるも何も、あいつとは偶に飯を食う仲だ」

「確かあの子……人食い妖怪だったよね?」

「そうだったと思うけど……」



私のツッコミに、リグルも自信なさげに答える。間違ってなかったようで何よりだけれど、本当にあの子は何をしているんだろうか。



「ここで待っていても始まりませんし、迎えに行きましょうか」



大ちゃんの一言で全員が移動を始める。

今回の集合場所は、魔法の森の入口。ルーミアはこの森に住んでいるので、迎えに行くのが楽だ。いつもみたいに霧の湖だったら、遠くて面倒だからよかったと思う。まあここを集合場所にしたから、今日は楽冶っていう人間がいるわけだけど。


よくルーミアが寝てる場所に辿りつくと、案の定ルーミアはその場所で昼寝をしていた。とても気持ちよさそうに寝ていて、少し起こすのが躊躇われる。



「ルーミアちゃん。起きて〜」

「……くかー。くかー」



大ちゃんが少し身体を揺するが。全く起きる気配がない。リグルも同じようにしているが変化はなし。私?起きるわけないから諦めてるわ。



「しょーがないわね!私が起こしてあげるわ!」

「はいストップだチルノ。ルーミアが凍死するかもしれん」

「だって起きないじゃない!」

「まあここは俺に任せろって」



チルノの危険な行為を止めて、自分が起こそうとする楽冶。普通にやっても起きるとは思えないんだけど、何か秘策でもあるのかな?

楽冶はルーミアに近づいていくと、耳元に顔を近づけて囁いた。



「ルーミア。飯の時間だぞー」

「(ガブリ)」

「きゃー!!!」

「わー!何やってるの!?」



何と、急に目が開かれたかと思うと、楽冶が差し出していた拳に齧りついた。思わず悲鳴をあげてしまう私とリグル。そして固まっているチルノと大ちゃん。

しかし、食べられてしまったと思っている私たちの考えとは別に、楽冶はそのまま立ち上がった。


ぷら〜ん


いかにもそ音が似合いそうな感じで、ルーミアが楽冶の手の先にくっついている……口で。



「え?あの。それ。大丈夫なの?」

「驚いたか?俺は毎回こうやって起こしてるんだけど。心配しなくても甘噛みだぞ」

「ふぉーふぁふぉふぁー」

「しゃべらなくていいから早く手から口を離せ」

「ふぉーふぁふぉふぁー」

「やかましい!」



ポンっという感じでルーミアが楽冶の手から離れる……ああ。びっくりした。どうやらルーミアの扱いに相当慣れてるみたい。食べられてないにしろ、手に噛みつかれてるのに楽冶もルーミアも笑っている。そんな関係が少し羨ましく思った。



「なんかいいよね。ああいうの」

「そうね」

「うん……」

「…………」



チルノとリグルから返答があったけど、大ちゃんから帰ってこない。不思議に思って顔を覗いてみた。



「……う〜ん」

「大ちゃーん!!!」



大ちゃんが倒れた。どうやらびっくりしすぎたらしい。幻想郷でよく行われる段幕ごっこをあまりやらないようなので、免疫がないのかもしれない。















大ちゃんが復活したので、いつもの五人に楽冶を含めて遊ぶことになった。今日の遊びは、かくれんぼをすることに。迷いの森は広いので、今回は特別ルールで鬼役が二人。いつもより一人多いし、丁度いいと思う。



「じゃーいくわよー!せーのっ!じゃーんけーん!」



ポンッ……あいこだ。全部書くと長くなってしまうので結果発表をさせてもらうと、鬼役になったのは私と楽冶だ。残りの四人は隠れるために森へと入っていく。もちろん全部を使ってしまったら何人で鬼をやっても見つからないので、どの辺りまでというのは決めてある。チルノは忘れてそうだし、ルーミアは「わはー」とか言いながら範囲外にでてそうだけど……もう中に入っていってしまったし、範囲外にいかないことを願うのみである。


皆が隠れるまでの三分間が過ぎる。それと同時に楽冶と歩きだした。



「みすちー?でいいんだよな。よろしくな」

「本当はミスティアだけど……もういいわ。楽冶ね?よろしく。さっそくだけどあっちに行くわよ」

「何か心当たりでもあるのか?」

「一ヶ所草むらが多いとこがあるのよ。リグルは恐らくそこね」



初めてあった人間。楽冶とペアを組んで、私は歩きだした。


後書きまで足を……いや手か?運んでくれた皆さん。ありがとうございます。


東方楽々記。ついに200万PV達成でございます。


気が付いたら「200万3000?あれ?200万越えてる……」って現象が起きてました。

あれですか。久しくやってない外伝ですか。

……やりませんよ?←フラグ


1年と2.5ヶ月くらいですかね。月日が経つのは早いものです。1周年したのが最近のように感じられますねえ(笑)


さて、最後になりましたが、今までありがとうございました!そしてこれからも東方楽々記をよろしくお願いいたします!



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