100万PV達成記念小説〜宴会なんて騒げりゃいい〜②
や ら か し た
作者のキャパ容量越えましたww
「よーし。全員入れたなー!じゃあ始めるぜ!」
目の前に箱が三つ。その内一つの箱だけ中身が多い。それは 事 の箱であり、一人五枚ずつ書いて箱に入れた為である。
が
「「「「「おおー!!!」」」」」
魔理沙の掛け声に反応する人が大量発生しているのはどういうことだ?
さっきまでは、俺、霊夢、魔理沙、紫。しかいなかったハズなんだが。周りを見てみると、雑談するだけでうるさいくらいに増えている。
「あれ?レミリア、フランなんで起きてんの?」
「寝れるわけないじゃない。あんな新聞配られたら」
「お兄ちゃんと遊びたかったんだもん!」
「美鈴。こあ。仕事は?」
「門は閉めましたから問題ありません」
「サボりです」
「帰れ!」
相変わらず紅魔館勢はよく分からんな。
因みに咲夜がレミリアの、美鈴がフランの為に日傘を差している。ご苦労様。
「ここに食い物はないぞ?」
「別に食べ物目当てじゃないわよ〜。純粋に楽しもうと思って。ねえ妖夢」
「そうです。今回は新聞を読みまして、急いで来ただけですので」
うん。霊の管理と修行はいいのか?帰ったら白玉楼は霊の住処になっていました、とかないだろうな……
……まあ幽々子なら問題ないか。
「今日は演奏しないのか?」
「……今日は遊びに来ただけ」
「やっぱり楽しい事は皆で楽しまなきゃ!」
「一応楽器は持ってきてるんだけどね」
オフなのにそんな格好で楽器持ち歩いてるのか……
「……ノーコメントで」
「ちょっと楽冶!それは酷いんじゃないの!」
「そうウサ!折角遊びに来たのに!」
「何で知ってるんだよ!」
「新聞がきたのよ。風のように早く」
「意味が分からん……」
「ま。まあいいじゃないですか」
「もこたんも?」
「楽冶……いい加減にしないと燃やすよ?」
「ごめんもこた……妹紅」
さっきから新聞新聞……つまり犯人は
「あややややや!もうお集まりのようですね!」
「文!お前何やってんだよ!」
「え?何って。楽しい行事があったら、幻想郷中に広めるのが私の役目ですよ?」
「行事じゃねえ!ただのゲームだ!」
「そんなことより、私も参加させていただきますよ〜!」
「お!文も来たのか!」
魔理沙よ。簡単に受け入れるなよ。そいつがここまで増やした犯人だぞ?まあ楽しいことは好きだけど。
「そーなのかー。そーなのかー」
「アタイってば最強ね!」
「こらこら。二人とも落ち着きなさいな」
何気に居候組もいるんだけど、どういうこと?いや。それよりも幽香が二人をあやしてるってどういうこと?おお怖い怖い……今、寒気を感じたけど気のせいだよな?
「いえーい!話は聞かせてもらったよ!私も参加しちゃおうかな!」
「萃香……お前ずっと神社にいただろ」
「ありゃ?バレた?」
そこに萃香が加わり、合計……ええと。二十一人!?これってそんな多人数でするゲームじゃなくね!?
……まあいっか。楽しけりゃ。
前話の最後に始めるか。とか書いといて長かったが、言いだしっぺの魔理沙が箱に手を突っ込んだのでゲームスタートだな。
「こんなになるんだったら藍と橙も連れてくればよかったかしら」
「やめてくれ。作者の技量的にすでに限界を突破している」
「しょうがないわね……」
と紫と話していたところで、魔理沙が声をあげる。
「よしこれだ!発表するぜ!」
声を聞いて周りが静かになる。うーん……なんでそんなに本気?
「楽冶と霊夢が博麗神社にお賽銭だ!」
「すごい確率だなおい!?」
まさかの霊夢が書いたのを二つ。運がいいのか悪いのかは知らんが。
だが、周りはあまり盛り上がらないな。まあお賽銭だし……待てよ?
「おおっと!そんなに静かにならないでくれ!実はコレ。罰ゲーム確定なんだぜ!」
神社にざわめきが起こる。
「だって霊夢は博麗神社の巫女だし。お金がない。楽冶はさっき全財産を寄付した!だから二人ともお賽銭は入れられないんだぜ!」
おおー!!! という声がする。だが確かにそうだ。めんどくさいなおい……
「という訳で!二人ともでてきてくれ!」
「ほら。行ってきなさいな。お金ないんでしょう?」
「はあ……分かったよ」
前に出ていくと、丁度霊夢と一緒になる。霊夢は魔理沙を見ると
「あんたクジ運最低すぎるわ。折角神社にお賽銭が入ると思ったのに」
「世の中そんなに甘くないぜ。じゃあルール通り罰ゲームを受けてもらう!」
「どうせロクでもない事だろ……」
「そうだな。じゃあ楽冶。霊夢をお姫様だっこして各陣営に挨拶回り」
「なっ!?魔理沙!あんた何言ってるの!?」
「本当にロクでもないな!?」
「何と言われようが今は私が王様だぜ!」
偉そうにいいやがって……確かにそうなんだが、もう少し簡単な罰ゲームにしてくれないだろうか?
やるのは簡単だが、羞恥心的に耐えられるかどうか……しかも各陣営(紅魔館、冥界、永遠亭、居候)にとか……
「そんなこと言ってもお姫様抱っこなんて……」
「霊夢も満更じゃないだろ?」
「う……それは……」
霊夢と魔理沙がコソコソ話を始めた。
顔が赤くなる霊夢とニヤニヤ顔の魔理沙の話してる内容は凄く気になるが……あ。霊夢が魔理沙殴った。
「いいわよ!やるわよ!やればいいんでしょ!」
「いてて。王様を殴るなんて酷い奴だぜ……」
「ふん!あんたが悪いのよ。楽冶!早く済ませましょう!こんなこと」
「はいよ」
霊夢が言うなら仕方ない。やるしかないようだ。
俺は霊夢の腰と足に手を触れさせる……それっ
「キャッ!」
「お。すまん。思ったより軽くてな」
「う、うるさいわよバカ!さっさと済ませなさい!」
「おう……挨拶回りって何て言えばいいんだ?」
「それは「私達。結婚します。でいいぜ?」魔理沙!あんたいい加減にしなさいよ!」
「王様の罰ゲームができなかったら、さらなる罰ゲームだぞ?」
「くっ……分かったわ。楽冶。行ってちょうだい」
「さすがに俺でも恥ずかしいな……」
「私の方が恥ずかしいわよ!」
ギャーギャー二人で言いながら、まずは居候組へと向かう。
なんだこの妖気……
「よ。よう」
「「「…………」」」
三人とも黙っている。非常に怖い。あと何故かルーミアが大きくなってる。何に興奮したんだコイツは……
霊夢の顔を見てみると「早く言って次行くわよ」という顔をされたので、非常に気乗りしないが言う事にする。
「私達。結婚します」
「……そう。血痕を残せばいいのね?」
意味が分からん!血痕を残すって何!?
って冷たっ!
「チルノ!お前何してんだ!」
「うっさい!楽冶のバーカ!」
いつの間にか右足の近くにいたチルノによって、右足を凍らされる。え?何?片足で過ごさなきゃいけないの?ってかチルノ!それ以上は本当に使えなくなるからやめて!
「ハァハァ……楽冶。あなたは食べてもいい人類だったよね!」
「禁断症状起こしたあげく、勝手に決め付けんな!食べたら悪いに決まってるだろうが!」
「ちょっと楽冶!早く次行きなさい!何されるか分からないわ!」
「そっそうだな!って右足凍ってたんだった!」
もう何が何だか分からない。というか一つ目でこんなに疲れるとか、無事に終わらせられる気がしないんだが。
とりあえず片足でも逃げようと思い。後ろを向いたのだが……
「逃げられるとでも思ったの?」
「ですよねー……」
幽香さんに捕まりました。
「ちょっと楽冶!早く行きなさいよ!」
「俺にそんな力があるとでも思ってんのか!」
「んなもん気合で何とかしなさい!」
「無理だ!」
「お楽しみのところ悪いんだけど……楽冶。霊夢を落とさないようにね」
そう言うと幽香は
ブンッ!
俺を霊夢ごと放り投げた。
どうせ全く話さないキャラがでてきちゃうぱてーん。もといパターン
グダグダ×2
一応予定としては、3話か4話で外伝は終わる…と思います。




