表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方楽々記  作者: COPPE
第四章 竹林の奥の怪しい建物。つまり永遠亭
123/223

気付かないほうがいいことってあるよね

輝夜と妹紅は同時進行。


残念ながら仕返しは次回です…が。バレないように2人は必死だったりして


殺し合いが終わって二人が帰ってくる。


「……何してるの?」

「楽冶大丈夫?」

「……大丈夫だ。永琳に腹を殴られただけだ」

「永琳に殴られるなんてよっぽどの事言ったのね。怒って帰っちゃったじゃないの」


いや、よっぽどの事をやったのは向こうだし、怒ったわけではなく恥ずかしかっただけだろう。俺は断じて悪くない。

むしろ、誰かにバレる前に存在を思い出させてあげたんだから感謝してほしいくらいである。



「気にするな。それよりさっさと朝食食べろ。すでに温くなってるけどな」

「そうね。いただくわ」

「小さい……楽冶のご飯なんて久しぶりね」



妹紅よ。危ないじゃないか。確かに小さかったときにご飯つくったけどな。

輝夜もそんな目で妹紅を見ない!妹紅も申し訳なさそうな顔をしない!まず俺に謝れ!

とか色々思うものの口にはださない。言えば計画ご破綻である。人生楽しむ為には我慢も必要なのだよ。


それよりも今からどうするかである。輝夜をからかうのはいいのだが、妹紅はなあ……

前回にも述べた通り、小さい俺だって知らなかった訳だから、あんまり言っても……むむむ。難しい。そうだなー。

よし妹紅は気付くかどうか様子見だ。気付かない方が妹紅の精神上いいだろう。気付いたら……永遠亭組の仲間入りである。


それじゃれっつごー。











まずは下を向いておく。まあ寝不足だとか言い訳用だ。すでにこれがフリなのである。

さあいくぞ輝夜!



「輝夜……」

「え?何?呼んだ?」

「お母さん」

「なっ!?」



反応してる反応してる。



「ちょっと楽冶!今何て言ったの!?」

「……え?俺何か言ったか?」

「言ったわよ!ねえ妹紅」

「ん〜。言ったとは思うけど聞き取れなかったわ。いいじゃない別に。そんな重要な言葉じゃないでしょ」

「ちょっとボ〜っとしてたからな。すまん輝夜」

「うう……まあいいわ」



おお。何とか押さえたな。今までだったら何が何でも突っかかってきただろうし。見た目は成長していなくても精神は成長したということだろうか。



「あのゲームが面白くて……」

「そうなの?今度やりに行ってみようかしら」



……そうでもないな。そろそろゲーム卒業しろよ。そして妹紅をゲームに誘うな。ダメ人間(輝夜は月人だが)が増えてしまう。まあ妹紅は割とダメ人間だが。ホームレス(元)だし。コミュ障(口下手)だし。不良(?)だし。



「楽冶?何か変な事考えてない?」

「考えてないぜもこたん」

「もこたん!?」



あ。しまった。



「も、もこたんいうな!」

「すまんすまん。まあ可愛いからいいだろ?」

「うるさい!ダメったらダメ!」



まだ気付いてないようだ。さすがもこたんレベルが違うぜ!

何のレベルかは分からないけどな。



「それよりお母さんや」

「っ!?」

「あれ?何で輝夜のことお母さんって呼んでるんだ?」

「し、知らないわよ!」

「まあいいや。お母さんで」

「よくないわよ!楽冶あんた何言ってるのよ!」

「うーん。何かしっくりくるんだよな……」

「私にはこないわ!むしろ身体が痒くなるからやめて!」

「しょうがねえな……」



団子屋のおばちゃん恐ろしや。

たった一つの間違いから、輝夜にここまでのダメージを与えるとはな……

是非今度から贔屓するとしよう。












残念ながら朝食が終わってしまったが、輝夜が帰る気配がないのでチャンスはまだある

。さてさて何て言おうかね。


輝夜と妹紅はP○Pをやっている。妹紅のは俺が貸したやつだけどな。

何?ダメ人間になるからゲームは とか言ってなかったかって?女の子に頼まれたら断れないんだ仕方がない。

ふむ。やはり人里ネタしかないかな……



「輝夜ー」

「何よ!今忙しいの!後にしてくれる?」

「へーい……」



くそう。輝夜め……ゲームにハマるとそれにしか目がいかないからな。今度絶対ボコボコにしてやるぜ。格ゲーでな。


早く終われー オーラをだしていたが効果はなく。二十分も待つことになった。まあ妹紅が初めてだから仕方がない。輝夜だけならゲーム取り上げてたぜ。



「で?何?」

「人里行こうぜー」

「は?何で?」

「暇だしさ。部屋に篭ってたらまた永琳に怒られるぞ?」

「はあ!?何で知ってるの!?」

「え?永琳とか言いそうだから言っただけなんだけど。マジなのか?」

「そ、そういうことならいいのよ!悪かったわね!言われてて!」



焦ってるなー。鎌かけって楽しいよね。引っ掛かってくれると。



「妹紅も行くだろ?」

「そうね。輝夜と二人きりにさせると嫌な予感しかしないしね」

「別に来なくていいし、しないわよ」

「私は楽冶に誘われたのよ」



凄いな妹紅。当たってるぞ。ただ、妹紅自身にも振りかかるかもしれないけどな。

まあ、人里に出発する前にまた発言するし、さすがにそれで気付くかもしれないな。


これからも安定した更新(2日に1話)できたらいいなあ。と思います。


昨日、一昨日のアクセス数が、閉鎖前と変わらなくてびっくり&感謝でした。

ユニーク?何それおいし(ry

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ