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東方楽々記  作者: COPPE
第四章 竹林の奥の怪しい建物。つまり永遠亭
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迷子の迷子の楽冶くん

今のところは、なろうが有力です。私は東方だけですからね・・・


まぁギリギリまで投稿します。


もこたん過去話始まるよ〜


結論から言おう。特に何も無かった。

普通に妹紅が髪と背中を洗ってやり、前は楽冶が自分で洗う。


最後に湯船に浸かって




「じゃああと三十秒数えたら上がりましょ」

「うん!じゃあ数えるよ!」

「「いーち。にーい。さーん……さんじゅう!」」




という微笑ましい光景があったのは、作者にしか知らない秘密である。













妹紅の家の中には、前話で述べた通り特に何もない。つまりお風呂から上がったら寝るしかないのだ。


荷物置き場から布団を持ってきて床に敷き、その上に寝っころがる。非常に(作者的に)喜ばしいことに、妹紅の家には布団は一枚しかないので、必然的に二人添い寝をすることになる。

まあ楽冶が小さいので、あまり問題はないが。


妹紅は別に寝なくてもいい。だが、人間でありたいが為に睡眠をとる。

完全に寝なくなってしまったら、それはもう人間ではないのだから。

楽冶も昼に寝てしまったからか、まだ睡魔は襲ってこないようである。


けれども特に思いつくことが無く、妹紅ただ口下手で。


家には沈黙が訪れた。













沈黙を破ったのは楽冶だった。




「ねえ。もこたん」

「ん。何?」

「寝れないから、何かお話して?」




妹紅は黙った。先ほど述べた通り口下手である妹紅は、特に話題がないと話せない。

それが分かったわけではないだろうが、楽冶は妹紅に話題をくれた。




「じゃあもこたん。楽冶って人のこと教えて?」

「楽冶の?どうして?」

「名前が同じだったから。気になっただけ」

「そう……長くなっちゃうけど。いい?」

「うん!最初から聞きたいな!」

「ええ……」




それは……と思った妹紅だが、キラキラした目で見られたら仕方が無い。

諦めて話すことにした。目の前にいるのが本人だと知らないばっかりに。













最初の出会いは……迷いの竹林だったかな?

何故か夜中に出歩いている男を見つけた。


大方迷っているんだと思ったけど、一応付いていくだけにしてみる。どんな人物か分からないから。

男は結構なペースで歩いていき、永遠亭に着いた。珍しい事もあるものね。


そう感想もちながら、じゃあ大丈夫だと思い引き返す。


それから十分後くらいかしら。同じ男をまた見かけた。

と。今度は相手が先に気づいていたらしく、男は私に近寄ってきた。そして、気さくに声を掛けてくる。




「迷ったんだが」

「でしょうね」




先ほど永遠亭に着いたのでは?と聞いたところ。

何故か永遠亭を出たのに、どれだけ歩いても永遠亭に行ってしまう。


ということらしい。


じゃあ永遠亭にまた行けば?と言ったら




「やだ。何か怖いあそこ」




と。分からなくもないけれど、そこは妥協するべきなのではないか。

いつ獰猛な妖怪がでるか分からない竹林よりは、知り合いである永遠亭の方がまだ命の保障はしてもらえるだろう。


そう言っても、男は頑なに拒否する。なにやら永遠亭で薬を飲まされて……とか。

確かにあそこにはバ輝夜に薬師に悪戯兎という、組まれたらめんどくさそうな奴がいるけれど。月の兎は、一回話してみたが普通だった。あそこの唯一の良識といえるかもしれない。




「そんなに拒否するならこれ以上言わないけれど。これからどうするの?家はどこなの?」

「竹林を人里方面にでたところだ」

「じゃあやめときなさい。妖怪と会わないほうが難しいわ」

「だよなあ」




そこら辺は男も分かっているらしい。分かっているけど行きたくないのなら、気絶させて運んでやりましょうか。と思うものの、そこまでやらなくてもいいだろう。そこまで分かっているなら、永遠亭が一番安全だということも分かっているはずだから。




「だが嫌だ!」

「あのね……」




バカだ。こいつは真性のバカだ。

私は少し白い目になっているだろう。




「子どもみたいね」

「失礼な。童心を忘れてない。と言いなさい」

「何が童心よ。駄々こねてるだけじゃない」

「違う!拒否しているだけだ!」

「少し難しめに言っても変わらないわよ」

「そかそか」




内心では「うざ……」と思ったけれど、口にだしたら何故か負けな気がする。いや、お互い冗談だと分かっているんだけどさ。




「じゃあもういいや」

「やっと諦めたわね」

「帰るのは諦めたよ。もう」

「それが正解よ。永遠亭はあっちよ?」




そう言って私は指を指したが、男は




「いやいや。永遠亭には行かぬよ」

「はあ?じゃあどうするの?野宿でもするつもり?」

「まさか。目の前にいるじゃないか。標的が」

「目の前」




男の目の前にいるのは……私よね




「まさか……」

「おう。頼んだわ」




まあ……私の家知らないのだろう。

さっきの会話の仕返しに、少しからかってあげましょ。




「しょうがないわね……こっちよ」




そうして私は、男を案内することとなった。


就活中にキツいなコレ

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