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東方楽々記  作者: COPPE
第四章 竹林の奥の怪しい建物。つまり永遠亭
113/223

素直な子どもは素直に懐く

遅れました。


友達のノートパソコン分解したりしてました。

メモリ殖やしたいそうだが、何とかなりそう。



「妹紅!楽冶を返しなさい!」

「い、いや。私に言われても……」

「やだー。もこたんと帰るのー」

「だからもこたんは……」

「もこたんもこたん」

「うう……」

「 か え し な さ い 」

「だそうだぞ。もこたん」

「慧音は許さない」

「そうか。残念だな……」




とまあ。何故いきなり、このような状況になっているのか。

それは、楽冶が妹紅に懐いてしまったからである。


その理由を今から見てみよう。











「ラクヤは何をして遊びたいの?」

「えーと。じゃあ鬼ごっこ!」

「二人じゃ難しいよ?あと、私の方が絶対速いわよ?」

「うーん。じゃあかくれんぼ!」

「寂しいからやめて」

「えー」




発想が可愛いと思いつつも、楽冶の案を却下する妹紅。まあ、別に妹紅が言ってる事は間違いないからかまわないが、子どもが簡単に納得するとは思えない。


もちろん楽冶は納得しなかった。




「もこたんのケチー」

「いや、そういう問題じゃ……」

「ぶー。もういいもん!」




どこぞの館の妹みたいな反抗の仕方だが、まあこれが楽冶なりの反抗である。つまり 私は不機嫌ですよー と言っているのだ。

慣れている人であれば、あやしたりとか、逆に放っておいたりとかするのだろうが。生憎、妹紅にはそんなスキルはなかった。




「え、え~と。ラクヤ?」

「…………」

「(ヤバい。こんな時どうすれば……)」




分からない。けれど慧音には聞けない。だってもこたんって呼ばれるだろうから。

そんな状態の妹紅が、考えに考え導き出した結果が……これだ!




「あーもー!」




ガッ と楽冶を後ろから掴むと……そのまま不死鳥に乗って飛んだ。




「どう?ラクヤ?」

「うわ。うわあー」

「私の作った不死鳥よ。慧音に言われてるから、別にどこに行くわけでもないけど」

「これ。もこたんが作ったの!?すごいすごい!!!」

「そ、そんなことないわよ……」



珍しい物に乗ったとあって、楽冶の機嫌は直ったようである。

妹紅は褒められるのに慣れていないようで、楽冶の素直な言葉に顔を赤くしていた。


それから、不死鳥に乗ったまま人里の中を移動し、興味を持った物があったら下りて見に行く。

その他にもお菓子を食べたり射撃をしたり(何気に妹紅が上手で楽冶に取ってあげていた)して、割と二人とも楽しめたようである。




「慧音~ただいま」

「慧音お姉ちゃんただいま!」

「ああ。二人ともお帰り。仲良くなれたようだな」

「ん。何とかね」

「もこたんすごいんだよ!ふしちょー?あれすごい!」

「だからもこたんは……はあ。輝夜は?」

「さっき起き「楽冶あああ!どこ!?」言うまでもなかったな」




ドタドタドタ と足音を鳴らしながら走ってくる輝夜。




「楽冶!」



そしてそのまま抱きつ(ヒョイ)けなかった。




「妹紅!何すんのよ!」

「私がいるのには驚かないのか」

「寺子屋だしね。それより楽冶を返しなさい!」

「今のは、何か危機を感じただけだから。別に奪おうとした訳じゃないわよ」




そう言って妹紅は楽冶を……下ろせない。

何故か楽冶は思いっきり、妹紅の服を握っていた。




「ちょっ!ラクヤ。どうしたの?」

「楽冶?ほら。帰るわよ?」

「嫌だー。もこたんと一緒にいるのー!」

「「ええ!?」」




とまあ。これで大体冒頭に戻ってくる。












「まあ。よほど不死鳥が気に入ったのだろう」

「そ、そんなに?」

「うん!もこたんすごかったよ!」

「な、何か恥ずかしいね……」

「どうすんのよ!楽冶連れて帰れないじゃない」

「まあまあ。家も近いんだし今日は諦めたらどうだ?」

「嫌よ。永琳に怒られるじゃない」




怒るのは永琳だけではないと思うが。それに、理由はそれだけではないと思われる。

だが、今の相手は慧音である。妹紅派子ども側の慧音は




「妹紅にも少し子どもを知ってもらいたいんだよ」

「「え?」」

「寺子屋の生徒に話しかけられたら、無口になってしまうからな。少しでも慣れて欲しいんだ」

「それで?」

「だから……協力してくれるよな?」




と。妹紅と楽冶が見えない所まで輝夜を連れて行き




スコーン!




「キャーーーーー」




本日二回目の悲鳴が、寺子屋に響いた。


もこたんフジヤマヴォルケイノまで到達。友達に追い付きました。わーい!

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