呼び名はもこたん
inしたおっおっ
早く永夜抄NORMALクリアせな・・・
楽冶に近づいていって、目の前でいきなり妹紅は止まった。
「どうした?」
「慧音。この子の名前は?」
「すまない。輝夜に聞くのを忘れていたから知らないな。まあ、名前なら聞けばいいだろう?」
「私にはそれも大仕事なんだけど……」
元々社交性のない妹紅。
まず話しかけるのに手一杯なのに、名前が分からないと名前を聞かねばならない。それはそれで、話しかけるネタがあると言えるが、話しかける時に名前を呼べないという欠点がある。
その欠点が、今の妹紅には重くのしかかっていた。
「(でもやらないと、慧音は開放してくれないだろうし……仕方ない)」
意を決して話しかける。
「あの……」
「んう?」
楽冶はまだ眠いのか、手で目をこすりながら妹紅の方を向く。
「(か、可愛い……)」
不覚にも顔を赤くしてしまった妹紅だが、何とか言葉を続ける。
「その……名前を教えて欲しいんだけど」
「むにゃ……お姉ちゃん誰?」
「あ。私の名前は妹紅よ」
「私も名乗っていた方がいいな。私は慧音」
「僕の名前は……楽冶」
「そう。ラクヤ……ラクヤ?」
妹紅の頭の中に、何か違和感が浮かぶ。
どこかしらで聞いた。その名前。最近会ったような気がしなくもないのだが……
「慧音」
「何だ?妹紅」
「ラクヤ?」
「確かにそう名乗ったが……妹紅の思ってる人物とは違うんじゃないか?」
「やっぱりそう名乗ったわよね。まあ私も偶然と思うけど」
そう言いながらも、そういえば最近楽冶が家に来なくなったなあ。と思う。
「漢字は?どう書くか分かる?」
「ん~。分かんない」
「まあ。こんな小さい子が、自分の名前の漢字が書けるとは思えないが」
「一応よ一応」
軽く受け流しながらも、微妙に疑っている目をする妹紅。
そんな妹紅に、慧音が
「大体!楽冶がそんなに可愛い訳ないだろう!」
と。とても失礼なことを言っていた。
本人が(目の前にいるが)聞いていれば、ツッコミが入る事は間違いない。
だが、それに
「うん!そうだよね!」
と便乗する妹紅もどうかと思われる。
そんな中。妹紅の袖を引っ張る存在がいた。
「ん?どうしたラクヤ」
「妹紅お姉ちゃん。トイレ……」
「も、ももももも妹紅お姉ちゃん!?」
「う?ダメ?」
「ダメというか何というか、むず痒いというか……」
「じゃあ……もこたん!」
「もこたん!?」
「ふっ」
「慧音!笑うな!」
「もこたん。トイレどこ?」
「あーもー!分かったわよ!先にトイレ行くわよ!」
「クックック」
「だから慧音は笑うな!」
トイレから帰ってきて職員室。
慧音は書類整理をしながらも温かく見守り、妹紅はコミュニケーションを取ろうと必死になり、楽冶ははしゃいで、輝夜は気絶中。
割とカオスである。
「で。ラクヤ」
「何?もこたん」
「その もこたん ていうのやめてくれない?」
「どうして?」
「ええと。何というか、恥ずかしいから」
基本的に名前で呼ばれる妹紅は、何とか呼び方を変えさせようと奮闘していた。
「妹紅お姉ちゃん?もこたん?」
「それ……まさかその二つしかないの?」
「うん!」
子ども特有の無邪気さ百パーセント。
幻想郷で絶滅危惧種である技を、この楽冶は持ち技として使用していた。
「う……他にないの?」
「う~ん。考え付かないや!」
「じゃ、じゃあ……」
「(ジー)」
「じゃあ……妹紅お姉「もこたんだな」慧音!?」
「うん!もこたん!」
「ラクヤ!違うから!」
「もこたん~。もこたん~♪」
妹紅の意見を無視して、楽冶の中では もこたん と呼ぶのは確定したようだった。
「じゃあもこたん!外で遊ぼう!」
「……あ。ああ」
「どうしたの?もこたん」
「な、何でもないわ!行きましょ!慧音!ちょっと遊んでくるわね!」
「ああ。あまり遠くには行かないようにな」
慧音に一応許可を貰い、楽冶が先に外にでていく。
外で何をしようか、色々呟いているようであるが、二人なのだし、たいしたことはできないだろう。
「輝夜が起きたら一応教えてね?」
「輝夜なら、起きてラクヤがいなかったら飛び出しそうな気がするが、善処しよう」
「そうね。よろしく」
そう言って妹紅も部屋をでていく。
さあ。無事に楽しめることができるのだろうか……
「ところで、もこたん」
「慧音は呼ぶな!」
「ダメか?」
「ダメよ」
3時間睡眠→バイト6時間→自動車学校
で仕上げた作品。
因みに今日は
4時間睡眠→バイト8時間
2日で1話危ないww




