輝夜と慧音と妹紅
起きたら4時。1時間で仕上げたぜ。わっふいわっふい
輝夜が辿り着いたのは寺子屋。
ここで先生をやっている慧音とは、一応知り合いであるし、あまり疑うような性格ではないので、何とか楽冶の事は誤魔化せるだろう。
そう思い、楽冶を寝かせる為に寺子屋まで来た。
丁度授業が終わったのか、門から子ども達が飛び出してくる。
この流れに逆らうのも、結構面倒なので、少なくなるまで待つことにする。
五分くらいすると、だいぶ少なくなったので、慧音を探そうと寺子屋に足を踏み入れた。
「確か、授業が終わると大体ここだったわね」
寺子屋での慧音の部屋。いわゆる職員室とも言える場所。
授業が終わると、書類整理やテストの採点などをする為に、慧音はその部屋を使っているのである。
「慧音~。いる?」
「ん?誰かと思ったら珍しい。どうしたんだ?二十数年振りに授業でも受けに来たのか?」
「いきなり授業を受けさせようとしないでくれるかしら……」
「それは悪かった。だが珍しいのは確かだぞ?どうしたんだ?」
「この子を寝かせて欲しいのよ」
「……いつの間に結婚したんだ?」
「だから!違うわよ!何で皆誤解するのよ!」
まあ見た目は子どもだが、輝夜はもう(検閲)歳。それを知っている者なら、そう思っても仕方が無い。
「じゃあどうしたんだ?」
「え~と。この子はね……竹林でてゐが拾ったのよ」
「拾った?」
「たぶん外来人ね。あのスキマ妖怪も、落とす場所をもう少し考えればいいのに」
「ああ。それはありえるかもしれないな。まあ今日は、もう授業はないから好きな所に寝かせてやってかまわないよ」
「本当?じゃあ遠慮なく」
そう言うと、輝夜は床に座布団を大量に置き、その上に楽冶を寝かせた。
ふう。と輝夜は溜め息を着くと、自分も寝転がる。
私も寝ようかしら~。とウトウトしていると、慧音に話しかけられた。
「ほら輝夜」
「ん~?何?」
「簡単な計算問題だ。これを解いてみろ」
「え」
「言ったけれど、 簡単な 問題だから。できなかったら……分かるよな?」
輝夜は渡されたプリントと鉛筆を持って、唸りだした。
ぶっちゃけて言うと、輝夜はあまり頭はよろしくない。昔は教えてもらっていたので(永琳は家庭教師)大丈夫だったのだが、昔も昔。大昔の出来事である。
いまでは大半の(勉学についての)事は忘れ、いつものんびりしているのを見て、永琳も勉強を教える気にはなれず。更に最近はゲームしかしていない。
そうなれば、頭がよろしくないのは自然の理と言っても過言ではない。
ゆえに
「わ、分かりません……」
「(グワッ)」
「キャーーーーー!」
スコーン!
といい音が、寺子屋に響いた。
「慧音~。ここかい?って輝夜?」
「おお。妹紅じゃないか。どうしたんだ?」
「いや暇だったから来たのよ。で。どうして輝夜がいるの?」
「この子を寝かしたかったそうだ」
言われて、慧音の手が差し出されている方向を見ると、座布団の上に男の子が寝かせられていた。
「嘘……輝夜結婚したの?」
「違うとさ。竹林で悪戯兎が拾ったらしい」
「てゐ?そりゃまた……で。輝夜の額のタンコブは?」
「簡単な計算ができなかった」
「そう」
ここでバカにすると、自分もやらされそうだったのでやめておく。妹紅。正しい判断である。
因みに、輝夜と妹紅は仲直りしている。
偶に暇を持て余して、殺し合いをするらしいが。実は仲直りした理由も楽冶なのだが、それはまた別の機会に話そう(笑)
「作者!どうして笑ったの!?」
「どうした?妹紅」
「い、いや。何でもない」
だって考えるのが面倒だもの。仲直り編。
「じゃあそんな設定やめとけば……」
書いてしまったから仕方が無い。妹紅も楽冶との過去話あるから許してくれ。
「ばっ!別に私は……」
まだ何も考えてないけどな(笑)
「よし。殺そう」
「妹紅?本当に大丈夫か?」
「だ、大丈夫!気にしないで!」
「あ。ああ……」
妹紅(と作者)が騒いでいたのが、うるさかったのか、楽冶が目を覚ます。
輝夜はまだ気絶しているようだ。
「おお。可愛い……」
「ん?妹紅もいい機会だし、子どもの相手をしてみるといい」
「ええ!?私無理よ!ほら、人付き合いとか苦手だし……」
「だからだ。少しくらい子どもと遊んでみたらどうだ?輝夜が起きるまで」
「ええ~」
「(スッ)」
「わ、分かったわよ!挑戦してみる!」
と。妹紅は楽冶に近づいていった。
友達が永夜抄でフジヤマに到達したそうです。おめでとう。




