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東方楽々記  作者: COPPE
第四章 竹林の奥の怪しい建物。つまり永遠亭
108/223

黒歴史って恥ずかしいわ…

輝夜にとっては黒歴史


でも男にとっては(ry




楽冶は、お風呂から上がった後、割り当てられた部屋へ戻っていった。


すぐに寝てもよかったが、ゲームで楽冶に負けたのが悔しくかったので、トレーニングすることにした。




「輝夜。楽しそうね」

「あ。永琳。ほらほら!ノーダメで勝ったわよ!」

「それがどれ程凄いのか知らないけれど……」

「結構よ」

「そう」




一時間ぐらいゲームをしていると、永琳が現れた。

この時間に永琳が来るのは珍しい。つまり、何か用があるのだろう。


けれど、それを気にするより、自分の実力が上がったように感じたので、理由を聞くより先に、自分のことを話した。

だがゲームはしない永琳に、軽く流されてしまったので、仕方なく用件を聞く事にする。




「で?どうしたの?」

「何が?」

「何か用があって来たんでしょ?」

「用という程のものじゃないけどね……」

「?」




永琳にしては珍しく、ハッキリしない言い方だったので、急かさずに待つ事にする。




「うーん。そうねえ……彼はどうだった?」

「は?」




いきなりな質問に、目が丸くなる。




「どう? って?」

「そのままの感想よ。彼……楽冶なら、あなたでも大丈夫なんじゃないかって思ってたのだけれど」

「そういう意味ね。あー。うん。ちょっと待って」




今日のことを思い出してみる。


夕ご飯の時に始めて会ったけど、私があまり近づかなかったし。部屋に来た理由は、私がうるさかったから。それからモン○ンして、○4して格ゲーして・・・・・・



「ゲームしかしてないじゃない!」

「何。急に叫んでるの?また楽冶が来るわよ?」

「いや、ちょっと今日の感想を言っただけよ」

「輝夜……あなたずっとゲームしてたのね……」




永琳が白い目で見てくるが、いつもの事なので気にしない。

それよりも、永琳が求めている感想を、ちゃんと考えることにしよう。




「そうね。悪い印象ではないわ」

「それだけ?」

「他に何があるのよ……」

「一緒にゲームしてたんじゃないの?」

「え?分かる?」

「聞いてたもの」




聞いてたのね……


まあ確かに、あれだけ騒げば聞こえていてもおかしくない。

つまり、私が楽冶にボコボコにされたのも知っているのだろう。


ならば話は早い。




「じゃあ今からまた特訓するわ」

「輝夜……」

「何?」




言い忘れたことでもあるのかと振り向く。




「CPに勝っても意味ないって言われてなかった?」

「あ……そうだった」

「どうするの?」

「たすけてえーりん……」

「嫌よ」




本日二度目のorzを披露することになってしまった。


永遠亭の皆がやってくれないなら、情けないが、他にやってくれそうな者はいない。

つまり……




「CPしかないのよ」

「切り替え早いわね。間違ってないけれど」

「でしょ?」

「けどね。輝夜。私が聞きたいのは、楽冶自体の感想ではないのよ」

「じゃあ何よ……」











「お風呂どうだった?」












「え?」

「お風呂よお風呂。一緒に入ったんでしょ?」

「え。いや。その……」

「まさか輝夜が男と一緒にお風呂に入るなんて、思ってなかったわ……」

「ちょ!何で知ってるの!」

「前はあんなに嫌がっていたのに……」

「だから!何で!知ってるのよ!!!」




永琳に問い詰めるも、のらりくらりと交わされる。

と。そこに二つの影が入ってきた。




「ホント。あの姫様がねえ……」

「てゐ。あんまり言わないの。姫様も恥ずかしいんだから」

「だから言うウサよ」

「まあ……今回は特別に許してあげる」

「ウッサッサッサ」

「鈴仙にてゐ!?まさか……」

「ええ。二人とも知っていますよ」

「何で知ってるのよ!だから!」




私の叫びに答えるものはおらず、囲まれてしまう。




「それじゃあ輝夜」

「その時の状況を」

「教えて貰えますか?」










「いやあああああああああ!」



絶叫しながら目を覚ますと、目の前には楽冶の頭が。そして周りからは、変な視線が。




「輝夜。何騒いでるの?」

「え?え?あれ?」

「変な夢でも見てたウサか?」

「いや。別に変じゃないけど……」

「楽冶さんの夢でも見てたんじゃないですか?温かい抱き枕があるようですし」

「う!うるさいわね!あなたこそ脱衣所で、同じ抱き枕を抱えたまま倒れてた癖に!」

「そ!それは言わないでくださ「「鈴仙ちょっとお話しましょうか(があるウサ)」」

「きゃあああああ!」




ありがとう鈴仙。あなたの犠牲はもう忘れたわ。


それにしても、あの後の尋問は恥ずかしかったわ……。多分一生(死なないけど)忘れないでしょうね……


とりあえず




「楽冶。起きなさい。ご飯よ~」

「ん~」




二人きりの朝ご飯にしてしまおう。


あ。何かやらかしそうな気がする←リアルで


最近1日おき更新イイネ!

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