黒歴史って恥ずかしいわ…
輝夜にとっては黒歴史
でも男にとっては(ry
楽冶は、お風呂から上がった後、割り当てられた部屋へ戻っていった。
すぐに寝てもよかったが、ゲームで楽冶に負けたのが悔しくかったので、トレーニングすることにした。
「輝夜。楽しそうね」
「あ。永琳。ほらほら!ノーダメで勝ったわよ!」
「それがどれ程凄いのか知らないけれど……」
「結構よ」
「そう」
一時間ぐらいゲームをしていると、永琳が現れた。
この時間に永琳が来るのは珍しい。つまり、何か用があるのだろう。
けれど、それを気にするより、自分の実力が上がったように感じたので、理由を聞くより先に、自分のことを話した。
だがゲームはしない永琳に、軽く流されてしまったので、仕方なく用件を聞く事にする。
「で?どうしたの?」
「何が?」
「何か用があって来たんでしょ?」
「用という程のものじゃないけどね……」
「?」
永琳にしては珍しく、ハッキリしない言い方だったので、急かさずに待つ事にする。
「うーん。そうねえ……彼はどうだった?」
「は?」
いきなりな質問に、目が丸くなる。
「どう? って?」
「そのままの感想よ。彼……楽冶なら、あなたでも大丈夫なんじゃないかって思ってたのだけれど」
「そういう意味ね。あー。うん。ちょっと待って」
今日のことを思い出してみる。
夕ご飯の時に始めて会ったけど、私があまり近づかなかったし。部屋に来た理由は、私がうるさかったから。それからモン○ンして、○4して格ゲーして・・・・・・
「ゲームしかしてないじゃない!」
「何。急に叫んでるの?また楽冶が来るわよ?」
「いや、ちょっと今日の感想を言っただけよ」
「輝夜……あなたずっとゲームしてたのね……」
永琳が白い目で見てくるが、いつもの事なので気にしない。
それよりも、永琳が求めている感想を、ちゃんと考えることにしよう。
「そうね。悪い印象ではないわ」
「それだけ?」
「他に何があるのよ……」
「一緒にゲームしてたんじゃないの?」
「え?分かる?」
「聞いてたもの」
聞いてたのね……
まあ確かに、あれだけ騒げば聞こえていてもおかしくない。
つまり、私が楽冶にボコボコにされたのも知っているのだろう。
ならば話は早い。
「じゃあ今からまた特訓するわ」
「輝夜……」
「何?」
言い忘れたことでもあるのかと振り向く。
「CPに勝っても意味ないって言われてなかった?」
「あ……そうだった」
「どうするの?」
「たすけてえーりん……」
「嫌よ」
本日二度目のorzを披露することになってしまった。
永遠亭の皆がやってくれないなら、情けないが、他にやってくれそうな者はいない。
つまり……
「CPしかないのよ」
「切り替え早いわね。間違ってないけれど」
「でしょ?」
「けどね。輝夜。私が聞きたいのは、楽冶自体の感想ではないのよ」
「じゃあ何よ……」
「お風呂どうだった?」
「え?」
「お風呂よお風呂。一緒に入ったんでしょ?」
「え。いや。その……」
「まさか輝夜が男と一緒にお風呂に入るなんて、思ってなかったわ……」
「ちょ!何で知ってるの!」
「前はあんなに嫌がっていたのに……」
「だから!何で!知ってるのよ!!!」
永琳に問い詰めるも、のらりくらりと交わされる。
と。そこに二つの影が入ってきた。
「ホント。あの姫様がねえ……」
「てゐ。あんまり言わないの。姫様も恥ずかしいんだから」
「だから言うウサよ」
「まあ……今回は特別に許してあげる」
「ウッサッサッサ」
「鈴仙にてゐ!?まさか……」
「ええ。二人とも知っていますよ」
「何で知ってるのよ!だから!」
私の叫びに答えるものはおらず、囲まれてしまう。
「それじゃあ輝夜」
「その時の状況を」
「教えて貰えますか?」
「いやあああああああああ!」
絶叫しながら目を覚ますと、目の前には楽冶の頭が。そして周りからは、変な視線が。
「輝夜。何騒いでるの?」
「え?え?あれ?」
「変な夢でも見てたウサか?」
「いや。別に変じゃないけど……」
「楽冶さんの夢でも見てたんじゃないですか?温かい抱き枕があるようですし」
「う!うるさいわね!あなたこそ脱衣所で、同じ抱き枕を抱えたまま倒れてた癖に!」
「そ!それは言わないでくださ「「鈴仙ちょっとお話しましょうか(があるウサ)」」
「きゃあああああ!」
ありがとう鈴仙。あなたの犠牲はもう忘れたわ。
それにしても、あの後の尋問は恥ずかしかったわ……。多分一生(死なないけど)忘れないでしょうね……
とりあえず
「楽冶。起きなさい。ご飯よ~」
「ん~」
二人きりの朝ご飯にしてしまおう。
あ。何かやらかしそうな気がする←リアルで
最近1日おき更新イイネ!




