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東方楽々記  作者: COPPE
第四章 竹林の奥の怪しい建物。つまり永遠亭
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こんなものも幻想入り

やっぱ輝夜といえば、これですよねw




夕食では、永琳とてゐの戦いが始まったり、永琳が思いもよらない発言をしたりと、一騒動あった。


永琳に言われた「輝夜の思ってるような人じゃない」というのを、忘れていなかった私は、騒動の中、冗談を言いながらもこっそり楽冶を観察していた。




「(確かに印象は悪くないわね)」




そうは思うが、まだ分からない。千年程前の時には、印象はよかったが、中身はそうでもなかった人はザラにいた。この男も、その可能性は大いにある。


だから、夕食中も、楽冶とは必要最低限しか話さなかった。




「……ゲームでもしましょ」




部屋に帰った私の一言目。


十年ほど前に、八雲紫から貰った スーパーフ○ミコン というのは面白かった。


それから私は、外のゲームにハマっている。

最近の流行はP○Pと書かれている、小型ゲーム機。それに入っていた、モンスター○ンターとかいうゲームだ。


ピコピコ。ではなく、カチャカチャ。という音をたてて、ゲームをプレイする。

因みに私は、ちゃんと音楽を聴きながらするのが、好きである。

この時の私は、イヤホン等という、優れたものは持っていなかったので、スピーカーから大音量で、BGMや効果音を出しながらゲームをしていた。




「何よ!何なのよコイツ!」




だが最近、かなり行き詰っていた。

でかい敵に攻撃されると、体力の三分の一程持っていかれたり、武器がすぐに弾かれたり……

そのせいで、私は必要以上に騒いでしまった。


後ろの襖がガラッ!と音をたてて開く。




「うるせえ!トイレに集中できんだろうが!」




響いたのは、男の声であった。













「何よあんた!勝手に部屋に入ってきて!」

「お前がうるさいって言ってんだよ!騒音被害なんだよ!公害なんだよ!安心してトイレもできんわバカ!」




何コイツ!勝手に部屋に入ってきたあげく、私をバカ呼ばわりして!




「ななななな!わ、私だって大変なんだから!」

「嘘付け!ゲームしてただけのくせに!」

「何でバレたの!?」

「あんだけ大きい音だしてれば、誰でも分かるわ!「うるさいわよ(ゴツン)」いってえ!」

「あなた達の声が公害よ。もう少し静かにして頂戴」




永琳は、急に現れて、楽冶の頭を殴ると、私に目配せをして戻っていった。




「つつっ……永琳め。もう少し加減しろよ」

「その……大丈夫?」




気が付けば、私は楽冶に声をかけていた。

男は好きではないハズなのだが、何故かこの男の雰囲気は、話しかけやすいというか……よく分からないが、そんな感じなのだ。永琳も言っていた気がするけど。




「怪我人を殴るのは医者としてどうなんだ?」

「永琳は医者じゃないわ。薬師よ」

「そうだっけ?」

「ええ」




会話が止まって、沈黙が訪れ「それで」……なかった。

気まずくならないから、良かったけれども。




「何のゲームしてたんだ?」

「これよ」




そう言って、PS○を楽冶に差し出す。




「おお。これ。俺もやってたぞ」

「え?そうなの?」

「うむ。紫に貰った。何かよく流れ着いてくるらしいぞ?」

「初耳よ……」




あのスキマ妖怪は、何をしているのだろうか……




「で?それの何ができないんだ?」

「コイツよ。強くて強くて……」

「……そりゃお前。G級一人じゃ無理だろ」




因みにG級とは、このゲームで、一番難易度が高いやつだ。

その一つ下が上級。ここまでは何とかなったのに……




「だって一人でやるゲームでしょ?」

「え?これ、持ってるやつと協力できるんだが」

「嘘お!?」

「本当だ」




ショック……まさか、そんな機能があったなんて。




「おい輝夜。orz綺麗すぎるぞ」




いいのよそんな事。気付かなかった私がバカなんだわ。

やっぱり私バカなんだ。そういえば確かに オンライン って書いてたわね。そういう意味だったのね……




「んー。じゃあ俺とやるか?」

「え?今あるの?」

「あるぞ」




そう言って、楽冶は、ポケットから○SPを取り出す。




「何で今あるのよ……」

「俺だからな」

「意味が分からないわ」

「おいおい分かるさ」




まあいいわ。これでクリアできるのなら。

この男。楽冶を使えるだけ使ってやりましょう。










「え?あなた強くない?」

「そりゃ全クリしてるしな」

「誰とやってたのよ」

「八雲一家」

「大丈夫なのかしら……」


すでに幻想入りしてしまったP〇P1000と某ゲーム。

私はス〇ファミ派ですけどね

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