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東方楽々記  作者: COPPE
第四章 竹林の奥の怪しい建物。つまり永遠亭
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寂しいと兎は死んじゃうらしい

学校行く前になんとか…


最近夜行性すぎて危ない



「いきなり何なんですか……」

「いや、ここの住人って友達いなさそうだから」

「う……」




確かに、私もてゐも師匠も、友達と呼べる人はいない。

いや、いなかったの間違いだ。てゐと師匠には、今はこの人がいるから。


姫様には、友達なのか腐れ縁なのか分からないけど、藤原妹紅さんがいるし……


……ってことは




「ちょっ!?何でそこまでヘコんでんの!?」

「いいんですいいんです。どうせ私なんか……」

「いや、まさか本当にいないとは思わなかった」




グサッと心を刺すような言葉に、私は膝を抱えた。

どうせ私なんか……




「いやいや、鈴仙なら、相手から言われたりしそうなんだけどな……」

「どうしてそう思うんですか……?」

「だって鈴仙って、人里に偶に行くんだろ?」

「行きますよ。薬の販売に」

「じゃあ男共が集りそうなものなんだがなあ」

「どうやったら薬売りに集ってくるんですか……」

「いやだって、可愛い子がいたら声を掛けたくなるのが男だぞ?」

「は?」




何やらおかしい単語が入っていた気がする。


自信が無かったので、もう一度聞いてみる事にした……その前に深呼吸




「ふー……」

「何してんだ?」

「いえ。気にしないでください。それより、先ほど言った事を、もう一回言ってくれませんか?」

「ん?友達がいないことか?」

「違いますよ!最後です最後!」




口調はいつも通りだが、目がニヤついていることから、ワザと言っているのであろう。

私の調子がおかしかったから、態々言ってくれたのかもしれない。そう思うのは考えすぎであろう。




「最後は……あー。可愛い子がいたら声を掛けたくなるのが男だぞ?ってやつか?」

「…………」




さっきの私は、聞き間違いをしていた訳ではないらしい。

というか、私の耳は、人間と比べるとかなりいいので、間違いであって欲しかったというのが正しい。


何故なら




「……(パクパク)」

「何顔赤くして、口をパクパクさせてんだ。いや、可愛いけど」




自分でも分かる。顔に血液が集まってきて、温度が上がっていき……


ボンッ


という音が聞こえた。




「ななななななな!?」

「という訳で鈴仙」

「ははは、はい!?」




楽冶さんが手を差し出してくる。

あんな事を言われて、手を差し出されると、思うのはあっちのことだけで……




「ええ!?そんな、ま!まだ早いですよ!!!」

「はあ?友達になるのが早いってどういうことだ?」

「だって……え?友達ですか?」

「今までそういう会話だっただろ」




確かにちゃんと考えると、そんな会話だった。

……とても恥ずかしい。




「で?どうするんだ?友達になってくれるか?」

「え?それは……その」

「手が引っ込むまで、四、三、二……」

「わああ!なりますなります!お願いします!」




思いもよらないカウントダウンが始まったので、勢い余って、両手で楽冶さんの手を握る。


そのまま引き寄せられ


なでっ


頭をなでられた。




「ひゃ!?何をいきなり!って、何で泣いてるんですか!?」

「いや、久しぶりに頭なでれたなあ。と。最近作者がやらせてくれなくて……」

「あの、こういう時に作者に愚痴るのやめてもらえませんか?」




そう言うと、楽冶さんは「ああ。悪い悪い」と謝った。




「あら?あなた達。仲いいのね」




声がした方を振り向くと、いつもは部屋にいるはずの姫様がいた。




「そうですか?」

「鈴仙たらそんなに手を強く握って」

「え?」




見ると、私は、まだ楽冶さんの右手を握り、楽冶さんの左手は、私の頭の上だった。




「きゃあああああ!」

「まあまあ。永琳とてゐには黙っておいてあげるわよ」

「う……お願いします」

「ん?何かおかしいことでもしてたか?」

「楽冶さんは黙っていてください!」




この日、初めての友達ができた。










「う~ん」




鈴仙が目を覚ます。

懐かしく恥ずかしい夢を見てしまったようで、顔が赤くなっている。




「まあ、夢はすぐ忘れるし……」




気持ちを切り替えて、まだ寝ている楽冶を見る。

経過は良好なようで、スヤスヤと眠っていた。




「楽冶さん」




初めての友達に、心から。




「私に、少しは恩返しさせてくださいね」


というか前書き後書きが小説と関係ないな・・・


まぁ、いっかw

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