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竜の眼の魔術士  作者: 花嵐 龍子
第二章 魔森巡礼 –Forest of lost prayer–
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魔森巡礼39

 マサノリが真紅の剣…"グラム"を振りかざす前にキリのクナイが黒い怪物の背中に刺さった。すかさずキリは印を組み『怨』と唱えると、クナイに刻まれた文字が紫に光り怪物は苦しみだした。


「オノレ…!」


 怪物は痛みに耐えながらも腕を異様に伸ばしてクナイを引き抜いた。

その瞬間に肩にマサノリの剣が叩き込まれる。


「ギァアアアアアアアアア!!」


 肉体に食い込んだ剣先の結晶が次々に枝のように伸びて怪物を貫く。

マサノリは"グラム"を握りながら感じていた。


(わかる!この剣が、この眼が戦い方を教えてくれる!)


 怪物がマサノリを手で払おうとすると、すぐにマサノリは剣を抜いて、怪物の肩に足をついて蹴り上げて空中で宙返りした。


「マサノリ、あなたは一体…?」


 人間離れしたマサノリの動きにアリアは目を奪われていたが、ハッとしてすぐに怪物から離れるように飛び去った。


「はぁあああああ!」


宙に浮いたままマサノリは剣を横なぎにした。


「舐メルナァア!」


 怪物は身体から複数の腕を伸ばして剣ではなくマサノリの身体を掴みかかった。マサノリの身体は捕まったが振るわれた剣から幾つもの紅い結晶が放たれて怪物に刺さっていく。


「グッ…!コノ、アガルタヲコケニシオッテ!」


怪物…アガルタはマサノリを振り投げた。マサノリは空中で体勢を直し、足から着地する。


「クソ…!」


ジャギっと剣を構えるマサノリの手は黒く、鱗に覆われている。アガルタはそれを見て少しニヤリとした。

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