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札幌市内巡り~新千歳空港から飛行機に乗る

俺はさすらいの旅人、風来坊太郎(ふうらいぼう・たろう)


ではまず、札幌の市電に乗るとしよう。


市電というのはいわゆる路面電車のことだ。市電が走っている日本国内の都市の中では、間違いなく最北端だろう。


ヨーロッパとかならもっと北に位置する都市もあるだろうが。


その時だった。案内係と名乗る女が、旅の案内をしたいと言ってきた。


「初めまして!私は札幌市出身の、札幌愛子(さっぽろ・あいこ)といいます!」


どうやら俺のことを知っているようだが、こっちは初対面だぞ。


どうやら行く先々で待ち受けている彼女たちは、『市区町村擬人化キャラ』というらしい。




『市区町村擬人化キャラ』について


全国各地の市区町村で、それぞれ1人ずつ選抜されているという女性キャラだという。


ちなみに、『都道府県擬人化キャラ』もいて、こちらは47都道府県だから、47人いるという。


札幌愛子(さっぽろ・あいこ)は、札幌市の擬人化キャラで、札幌市内を観光案内してくれるという。


「私たち、実は女神様から任務を与えられているんです。」


なんだって!?あの女神の差し金か、女神の忠実なるしもべってことなのか。


おまけに、メイドカフェのメイドのような格好をしている。


待てよ、さっきハンバーグとカレーライスを食べた店の店員も、なぜかネコ耳だったような…。


てか、わざわざ札幌まで来て、ハンバーグとカレーライスを食べに行かなくても、ハンバーグとカレーライスなら、どこでも食べられるだろうと、思われるかもしれないな…。


風来坊太郎(ふうらいぼう・たろう)さんは確か、東京の出身なんですね。

東京からはるばる、札幌の市電に乗りに来るなんて、なかなか粋ですね。」


何が粋なのかはよくわからないが、とにかく、市電に乗り込むことに。


何の目的で市電とか、地方の電車に乗りに行くんだとよく言われるが、市電に乗ること自体が目的なのだ。


市電は、ゆっくり走っている。沿線の景色を見ながらゆっくり走るのも、時にはいいだろう。


札幌市内を一周するようだ。けっこういろんな駅名があるが、なにしろ俺はそもそも札幌に来たこと自体が初めてなので、駅名を聞いても、よくわからなかった。


中央区役所前とか、すすきのとか通るようだ。


市電も初めて、何もかも初めての、そんな旅だった。


「風来坊さん、風来坊さん。」


札幌愛子(さっぽろ・あいこ)は気安く話しかけてくる。まだたった今、知り合ったばかりだというのに…。


「もし東京へお帰りの際は、最短ルートは千歳市にある、新千歳空港から羽田行きの直行便がありますので。

千歳市の『市区町村擬人化キャラ』の、新千歳空子(しんちとせ・そらこ)が、お出迎えいたしますので、よろしくね。」


千歳市の新千歳空港にも『市区町村擬人化キャラ』というのがいるのか!?


これは本当にどこに行っても出くわすことは間違いない、しかもそれが全て、あの女神の差し金であるとは…。


そもそもあの女神ってのは、本当はいったい何者なんだ?


そして、何の目的で俺に近づいて、俺に日本全国漫遊の旅をさせているんだ?


その疑問はますます深まる中で俺は、札幌市内を巡る旅を済ませた後に、いったん東京へと戻るため、新千歳空港から出ている羽田空港への直行便に乗り込むことにした。


すると案の定、新千歳空子(しんちとせ・そらこ)が出迎えに来た。


「風来坊さん、風来坊さん、お待ちしておりました。

初めまして、千歳市代表の新千歳空子(しんちとせ・そらこ)といいます。

友達の札幌愛子(さっぽろ・あいこ)ちゃんからも、話はうかがっております。」


北海道の青い空と、その空を飛ぶ飛行機をイメージしたという服装だ。




風来坊太郎のここまでの旅の記録


行った都道府県


北海道


行った市区町村


札幌市

千歳市


行った繁華街


札幌すすきの


乗った路線


札幌市電


出会った『市区町村擬人化キャラ』


札幌愛子

新千歳空子



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