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東京がラスボスじゃなくて、東京から最初に倒して、それから気ままに46道府県旅めぐりだ!

月夜未高麿(つくよみ・たかまろ)が突然現れたせいで、俺の旅の予定が大きく変わってしまった、まったくなんてことだよ!


おまけに、全国の役所が一斉に消滅してしまったことで、日常生活にも悪影響が及んでいた。


「今まで役所で対応していた手続きが、全部できなくなってしまった!

まったくなんてことだよ!こんなことになるなんてな…。」


「私たちこれから結婚の予定なのに、婚姻届も提出できないじゃない!」


「親戚が亡くなったってのに、これじゃあ死亡届も出せない、どうするんだよ!」


全て奴の、月夜未高麿(つくよみ・たかまろ)の不思議な力によるものだ。




定石通りならば、東京がラスボスで、他の46道府県のステージボスを倒してから、ラスボスの東京に戦いを挑む、ということだが、


ここはあえて、いきなり東京の使徒、東 京也(あずま・きょうや)を倒して、月夜未高麿(つくよみ・たかまろ)もぶっ倒して、その後、気ままに他の46道府県の旅をしながら、他の46道府県の使徒たちとも対戦していく、という手順でいこう、ということになった。


とはいえ、今の俺の装備はブロンズだ。


ならばどうすれば…。


いやいや、あえて東京を一番最初に倒すということは、東京への一極集中を解消することにもなりかねない。


東京への一極集中を解消し、故郷の道府県へと人を呼び戻したい、ということは、東京以外の46道府県の全てが、内心同じことを思っていることだろう。


月夜未高麿(つくよみ・たかまろ)がこのまま政権をとったら、それこそ取り返しのつかないことになってしまうぞ。


『東京以外全部沈没』


なんてことになってしまうぞ。そんなことさせるか!と意気込んでみたが、返り討ちに合うという恐怖もまたあった。



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