湘南~小田原~真鶴~湯河原~そして熱海へと向かう
再び大船から、今度は東海道線で湘南方面へ。
このまま終点の熱海まで行く予定だ。
まずは小田原で途中下車する。小田原といえばやはり、北条氏の築いた小田原城だ。
その小田原城の前で、ある一団と出会う。それがこの団体だった。
『北条早雲を日本国営放送の大河ドラマにしようの会』
今、全国で大河ドラマを招致しようという動きがあり、そのための団体、組織も立ち上がっている。
この団体もそんな団体の一つだ。
「あのー、すみません。北条早雲を大河ドラマにしようという目的の会なのでしょうか。」
「そうさ。今の小田原があるのは、北条早雲がその礎を築いてくれたからさ。
それに、応仁の乱の直後で、秩序が崩壊して、まさにこれから戦国の世に向かっていく時代に、どのように生き延びる道を模索していったか、というテーマでもある。」
このように語ってくれたのは、この会の会長のようだ。
「戦国ものといっても、ほとんど信長、秀吉、家康が天下を統一していく時代だからね。
戦国時代のそもそものきっかけとなった、応仁の乱直後の時代を取り上げてほしいのさ。」
なるほどたしかに、北条早雲はその後、二代氏綱、三代氏康、四代氏政、五代氏直と続いていく、北条氏五代の祖でもあるということを、付け加えておく。
北条氏の統治によって、小田原の町が次第に出来上がっていくさまを、できれば見ていきたいと思っていた。
長々と説明が続いたが、現在の小田原城の天守閣は再建されたものであるらしく、小田原市の郷土歴史資料館になっているようだ。
場所によっては城跡しか残っていないで、城址公園になっているところも少なくない。
「こうした歴史資料を、誰に気兼ねするでもなく気ままに見ていきたいと思っていた。」
「なるほど、たしかに、風来坊さんの趣味がなんとなくわかりましたね。」
城内をひととおり見て回ったら、現代の小田原の町の様子を見て回る、という旅の手順。
次は、小田原駅前の中心街でも見ていこうか。
「さて、次の目的地に向かいますか。」




