逗子と久里浜でスライムとブロンズ戦士を相手に腕試し!
さて、今後の旅の日程は、鎌倉からまず横須賀線で逗子、横須賀、久里浜と、途中下車しながら進んでいく。
それから東海道線の湘南色の列車に乗って、湘南~小田原~真鶴~湯河原~熱海と、途中下車をしながら進んでいくというもの。
途中下車しながら進む旅、ということで、できるだけ名所とか、街並み、珍しい店などを見ていきたいということだ。
とその前に、鎌倉の大仏にも行っておかなければ。
「千恵、あれが鎌倉の大仏だよ。」
「風来坊さん、ありがとう、いろんなところに連れていってくれて。」
鎌倉の大仏も、2人の旅路を見守ってくれているようだ。
鎌倉に来たら必ずおさえておかなければならない名所では、風来坊太郎と女神=過疎千恵の2人は写真を撮る。
鶴岡八幡宮の前、鎌倉の大仏の前、そして江ノ電の前で、2人は写真におさまった。
鎌倉駅前でも写真を撮ったら、いよいよ横須賀線に乗り、逗子へ。
「そういえば、鎌倉はいろいろありましたけど、逗子は何かありましたか?」
逗子といえば、逗子海岸や景勝地、公園などがあり、夏には逗子海岸で花火大会が行われるという。
が、そこで風来坊はスライムと戦うことに。
まさか公園でスライムと戦うことになろうとは…。
「な、なんでこんなところにスライムが現れるんだ!?」
ゼリー状のピョンピョン飛び跳ねる、いわゆる最弱モンスターのスライムだ。
風来坊はブロンズの剣を抜いた。しかしこんなところで剣を抜いたというのに、人々は何の違和感もなく、戦いを見ている。
「てええい!」
ズバッ!ズガッ!
1匹、2匹とスライムを斬っていく。しかし残りは8匹だ。
1匹1匹は大して強くないが、数の多さにものをいわせて攻めてくる。
が、そこはやはり最弱モンスター。ブロンズの剣でも一発で倒せる。
「てええい!」
ズバッ!ズガッ!
風来坊は華麗な剣さばきを見せる。
「まあ、所詮は数が多いだけのザコか。」
そこにもう1匹、赤スライムが現れる。
ズガッ!
赤スライムもあっさり斬って捨てた風来坊。しかし赤スライムが現れるということは、古来より不吉の前触れという迷信があった。
とはいっても、やっぱり迷信は迷信で、ただ単に色違いというだけのことだった。
スライムはあっさり倒した。しかしそこに人影が。
「おぬし、ランクは?」
「ブロンズ戦士。名前は風来坊太郎という。」
「俺も同じくブロンズ戦士だ。お前と勝負がしたい。
この世界は勝った者が次の冒険に進むのだからな。」
このブロンズ戦士は、金属の武器防具を装備した戦士の中では格下の方らしい。
このブロンズ戦士に勝てなければ、昇格もままならないし、さらに上級の戦士たちになど、とても勝てないということだ。
シュッ!
カキン!キン!
まずは剣を交える。お互いに攻撃を仕掛けるタイミングをうかがう。
「てええい!」
風来坊は先に仕掛けた!
ズガッ!
会心の一撃が決まった!
一撃で相手を仕留めた風来坊太郎。
「ぐっ、俺の負けだ…。」
ブロンズ戦士といっても、ピンからキリまでだな。
こいつはそれほど強くなかったようだが、強い相手が出てくるのはまだまだこれから。
しかしあえてとどめをささないのが、戦士たちの暗黙の決まりのようで、本当にとどめをさしてしまったら、殺人犯にされてしまうという。
そいつはそのまま、立ち去っていった。
つづいて横須賀に向かう。
横須賀の駅前、それと、ミリタリーに興味がある人たちにはうってつけ。
ここには米軍の軍港があって、空母や潜水艦なども停泊している。
横須賀の駅前通り、商店街、それと米軍の空母を写真におさめる。
「次は浦賀に立ち寄っていきたいんだけど、いいかな?」
「浦賀ですか?」
それから、浦賀に向かう。
浦賀は1853年にペリーの黒船が来航したところだ。
またまたここも写真におさめる。
そして終点の久里浜に到着。海へと向かう。
海に沈む夕焼けを見るためだった。
「きれいな夕日ですね。風来坊さん。」
「千恵にこの光景を見せたかったんだ。」
久里浜の海に沈む夕日を、写真におさめる。
なお、撮影した写真は、デジカメのデータでも、スマホのデータでも、自分から削除をしない限りは、それこそ半永久的に保存しておけるとは、まさに優れものだと、風来坊太郎は思っていた。
さて、お次はどこへ向かおうかな…。




