聖剣伝説~参拝~旅の目的は?
聖剣伝説が現実世界にやってきた。
『都道府県47使徒』の上に立つラスボスを倒すには、その聖剣が必要だという。
しかしその聖剣は、扱う者が邪悪な心を持っている場合は、邪剣になってしまうという。
何でもそうだが、全てはそれを使う者の心次第で、聖剣にもなれば邪剣にもなるという。
その聖剣を探し回っているうちに、いつしか日本全国をまわっているという。
それが魂胆だったのかと思うのだが、しかしまあ、それも悪くはないと、考える今日この頃であった。
旅の目的は1つではなく、いくつあってもいい。
そもそもこんな長期の旅行は、仕事や生活の雑務で忙しい毎日の中では、実現できないものなのだから。
鎌倉の鶴岡八幡宮に、旅の無事を祈りに来ていた。
「うわあ、やっぱり人が多いな。」
寺社は初詣やお参りになると、通勤ラッシュのようにごった返すというのは世の常。
今は通勤ラッシュというほどではないようだが、やっぱり参拝客は多い。
さっそくお賽銭をあげよう。
中には高額紙幣をお賽銭としてあげる人もいるようだが、大抵は気持ち程度の小銭だ。
みんなそれぞれ、思い思いの願いを込めながら、賽銭を投げる。
チャリーン!
「旅が無事にいきますように。」
そんな中で、女神=過疎千恵が、このことを聞いてきた。
「ねえ、風来坊さんが全国漫遊旅を引き受けた理由って、実は今もどこかにいるかもしれないご両親を探すことが、目的の一つなのではないですか?
それと、学校を卒業した後に行き方知れずになっている、学校時代の彼女の行方を探すため…。」
「何を言っているんだ、そんなことはない。」
「ご、ごめんなさい、今の話は聞かなかったことにしてくださいね。」
風来坊は、この時は強く否定したが、本当は心のどこかで、いつも思っていたことだった。
なぜ自分を捨てたのか…?
そして、あの後どんな人生を送ってきたのか、そして、今は幸せなのか、不幸なのか、どこで何をしているのかという思い…。
それを心の内に秘めながら、風来坊太郎たちの旅は続いていく…。




