横須賀線で鎌倉~逗子~久里浜~
新幹線で一気に遠くに行く旅も、それはそれで良いかと思ったが、通勤電車で近くの駅で、ぶらり途中下車というのも良いかと思い、今回は横須賀線に乗ることにした。
まずは横須賀線について。
横須賀線は東京駅から、三浦半島の先端、久里浜までを走る路線。
横須賀線と呼んでいるのは東京~久里浜間。
千葉~東京間は総武快速線。錦糸町駅からは地下に入り、馬喰町、新日本橋に停車し、東京駅の地下ホームが終点であり、始発となる。
千葉駅から房総の方に向かうのは、内房線、外房線、総武本線、成田線の4つ。
今回向かう先は、古都、鎌倉だ。
横浜からは保土ヶ谷、東戸塚、戸塚、そして大船と停車する。
「横浜から行くと、まあこんなもんか。」
横浜からならさほど遠くないが、他の地域からだとなかなか行くのが困難な地域もある。
とはいえ、鎌倉には全国から観光客がやってくる。
大船で京浜東北線【根岸線】は終点となり、東海道線とはここで分かれ、北鎌倉、そして鎌倉と停車する。
ちなみに、横須賀線は濃い青とクリーム色の車体で『スカ色』と呼ばれ、一方で東海道線は、オレンジと緑の車体で『湘南色』と呼ばれる。
大船からは2駅。北鎌倉、鎌倉と、あっという間に到着した。
「さあ、着いた着いた!古都鎌倉だ!」
鎌倉には鶴岡八幡宮【つるがおかはちまんぐう】をはじめとする歴史的な史跡が数多くある。
さすがは源頼朝公が鎌倉幕府を開いた古都というだけのことはあるな。
そんな鎌倉の、今や名物の菓子となっているのが、『鳩サブレ』だ。
「いらっしゃーい!」
とりあえず、お土産用の鳩サブレを買っていくことにしたが、驚いたことに、店員がネコ耳の若い女性店員だ。
「毎度ありがとうございましたー!またのお越しをお待ちしております!」
毎度ありがとうございますって、直接買いに来たのは、これが初めてなんだけど。
以前、たい焼きを頭から食べるか、尻尾から食べるか、ということで議論になったことがある。
それと同様に、鳩サブレも頭から食べるか、後ろから食べるか、ということで、議論になっている。
別にどっちからでもいいだろ、と思う人もいるかもしれないが、ちなみにたい焼きを頭から食べる人は残酷な性格だと、これはいわば性格診断テストらしい。
鳩サブレの件は、ひとまずおいといて、といきたかったところだが、
女神はそんなことは気にしないといわんばかりに、ついさっき買ったばかりの鳩サブレを、
いかにもおいしそうに食べ始めた。
「んー!おいしい!鳩サブレはやっぱりおいしいですね!」
本当ならお土産用に買っていくものなのだが、まあ、他にお土産を買っていくような知り合いもいるわけでもないし。
よい子のみんなはまねしちゃだめだよ。
というわけで、人目もはばからず、まるでスナック菓子でも食べるかのような感覚で、鳩サブレを2人で次から次へと食べていった。
そして食べ終えた後に、またまた鳩サブレをお土産用に購入した。
旅の予算は無限無尽蔵だからな、いくら使っても構わないんだったら、とことん使いまくろうと思っていた。
「さあ、お次はいよいよこの先の旅の無事を祈るために、鶴岡八幡宮にお参りだ。
もちろんお賽銭を用意しないとな。」
その足でまっすぐ鶴岡八幡宮へと向かっていく。




