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200文字

最後の勇者

作者: 矢田こうじ

「ぐあっ」


 目の前で魔王が倒れた。


 僕が勇者として召還された世界は、いつも同じことしか話せない人々で溢れていた。


 それはまるでひと昔前のRPGのよう。


 そしてその命を断てば、誰もが解放されたかのように安らかな眠りについた。


 それは街の小さな子供から、城に住む魔王まで同じだった。


「クッ、我がいなくとも第2、第3の魔王が」


 言葉とは裏腹に安堵の涙を浮かべる魔王。


 そう心配するな。

 この世にはもう誰もいない。


 もう誰も。

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