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凄い勇者だった俺が美少女勇者をプロデュースした件  作者: 穂麦
第4章 凄い勇者は美幼女勇者(8歳)のプロデュースを再開した
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俺は美幼女勇者と再会した 『どう見ても危ない人ですよ』

俺はイリアと待ち合わせをしている。

彼女が通う騎士学校は王都にあるため俺は転移方陣で近くに移動した。


だが結構な距離を歩くことになった。

だから新しい転移できるポイントを作ることにする。


転移できるポイントはイリアと話し合ってということになる。

彼女にとって利便性が無ければ訓練の時間が減るからな。


~~


俺は騎士学校の前で待とうとしたがやめた。

イリアも女の子だ。おとこと会っているのを見られたら嫌だろう。


俺は配慮の出来る男でもあるんだ。


俺は物陰に隠れて待っている。

イリアと通話石を使い俺の位置を教えながら。


そしてイリアが近くまで来たから俺は物陰から出て声をかけた。


「*?KOW}A+!!!!」


声にならない声を出しイリアは魔法を放った。

そして俺の着ていたローブが軽く焦げる。



「……クレス?」


イリアは、涙目で俺の名前を呼んだ。


俺は周囲に見られても大丈夫なように男だと分からない恰好にした。

更にイリアなら気付きそうな格好でもあるのに?


「久しぶりだな」

「なんという恰好を……」


なんで俺は絶句されているんだ?

男だと分からないし初めて会った時の恰好だからイリアなら気付くはずだ。

この配慮が分からないイリアではないだろうに。


「ドクロの仮面に黒いローブって何を考えているんですか!!」

「初めて会った時の恰好だから分かりやすいだろ」

「どう見ても危ない人ですよ!」

「そうか?」


男と会っているのを見られたくないだろうからと気を利かせたのだが…失敗か。


「とりあえず仮面を外して下さい!」

「わ、分かった」


俺は、しぶしぶドクロノ仮面を外した。

なぜだろう?少し寂しい気が……ん?


「……なあ」

「なにか?」

「周りが俺達を見ているんだが」


俺の言葉にイリアは周囲の目に気付く。

イリアが大声を出したせいで注目を集めたようだ。

やれやれ、俺の変装きづかいが意味を失くしてしまったな。


──あれは兵士、いや警護兵か。何かあったのか?


イリアの方を見ると顔を青くしていた。

そして俺の手をとり全力で走りだす。


どうしたんだ?


だが修業の成果だろう。魔法を利用し、かなりの速さで走れている。

一緒に修業出来なかった期間も訓練を続けたのがうかがえる。

俺は努力を怠らないイリアに心からの称賛を送った(心の中で)


………

……


しばらく走ったあと、イリアは足をとめて周囲を見回した。

イリアは何かを警戒しているのだろうか。


「何故いきなり走ったんだ?」


俺が質問したらイリアに凄く怒られた。

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