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凄い勇者だった俺が美少女勇者をプロデュースした件  作者: 穂麦
第4章 凄い勇者は美幼女勇者(8歳)のプロデュースを再開した
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俺は美幼女勇者に入学祝いを用意した 『禍々しい魔力が』

俺に義妹が出来てから数日たった後、イリアから連絡があった。

ついに学校に行けるようになったとのことだ。


入学すれば家庭教師が離れるから会う時間も増えるはずだ。

そしたら修業再開だな。


だが、その前に俺は入学祝いを渡そうと思う。



勇者を目指すイリアが喜びそうな物はなんだろうか?

俺は勇者コレクションを漁り色々と探してみる。


かつて世界を半壊させた魔物を封印した水晶

邪神を(戦って勝てば)使役できる本

魔神が着ていた呪われた鎧


………

……


ふむ、物騒な物ばかりが見つかる。

ほとんどが勇者をやっていた頃の戦勝品だ。

物騒なのを好む奴らが持っていた物だから仕方ないか。


コン、コン


俺が勇者コレクションを漁っていると部屋をノックする音が聞こえた。


「開いているぞ」


俺が部屋に入る許可を与えるとコーネリアが部屋のドアを開ける。


「あの、クレス……」

「うん?」


コーネリアは何かを伝えたいようだが言いにくそうだ。


「どうした?」

「部屋から禍々しい魔力が溢れているのですが……」


コーネリアは俺の部屋に散らばった勇者コレクションを気にしている。

多分、気付いたのだろう。彼女のいう禍々しい魔力の原因の正体に。


「……それは何ですか?」

「勇者コレクション」

「勇者って禍々しさしか感じないのですが……」

「だよな~」


俺もそう思うから何も言い返せない。


「それに、勇者って何ですか?」

「昔、勇者をやっていた頃に集めたアイテムだから勇者コレクション」

「はいはい」


子どもの妄想を扱うような態度をとられた。

説明するのも面倒だしこのままでいいだろう。



「それよりもな、知り合いに入学祝いを渡そうと思っているんだ」

「やめた方が良いと思いますよ」


コーネリアは俺の勇者コレクションを見て言った。

若干、呆れているようにも見えるが気持ちは分かるな。


「さすがに、まともな物を渡すつもりだ」

「それなら良いのですが……」


しばらく話したあと、コーネリアは俺の部屋を出て行った。



俺は、しばらく勇者コレクション漁りを続けた。

そして一つのペンダントに目を付ける。


(コイツなら役に立つだろう)


俺は入学祝いを用意したあとイリアに通話石で連絡を入れた。

直接会うのは3ヶ月ぶりだな。

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