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凄い勇者だった俺が美少女勇者をプロデュースした件  作者: 穂麦
第3章 凄い勇者は美幼女勇者(7歳)をプロデュースする
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俺は美幼女勇者と引き離された 『頑張っているか』

コメディー&セクハラは今回ございません

イリアから通話石を使い連絡が入った。

彼女が勇者候補として騎士学校に入ることが決定したとのことだ。


俺とイリアは通話石での会話であったが喜びあった。


だがイリアとの会話が終わると俺の中に寂しさが生まれる。

イリアは期待されていなかったから俺と会うことが出来ていた。


勇者候補となり期待されるようになる。

だから、これからは会うのが難しくなるだろう。


「会うことが少なくなるな……」


そうつぶやくと俺はベットで横になった。



イリアは俺が平穏な生活を送るために鍛えた。

だから平穏な道を歩む俺と勇者として険しい道を歩むイリアは離れる。

これは分かり切っていたことだ。


だが思いのほか情が移りすぎたようだ。



翌朝、イリアから通話石を用いて連絡が入る。

彼女は言った。家庭教師が付けられ会える時間がなくなると……


俺はイリアに通話石を隠すように言った。

彼女の周りの人間は俺を邪魔ものだと思い遠ざけようとするだろうから。

通話石がばれたら取り上げられると判断した為だ。


それから俺達の関係は通話石での会話のみとなった。


~数日後~


(イリアも頑張っているか……)


ある日、イリアとの通話石を通した会話で俺はそう感じた。

俺は感傷に浸りすぎていたようだ。


俺が求めるのは平穏な人生。

その目的を叶えるためにできることがあるはず。


イリアと今は会えない。

だが騎士学校に入れば時間が出来るはず。

その時にイリアを鍛えてもいい。


もしくはイリアが俺の手を離れたのなら別の勇者を育てるのも手だ。

別の手としては……


こうして俺の頭の中で勇者プロデュース第二弾が開始された。

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